芸能生活60周年!! 歌手の舟木一夫さん!
読売ファミリーの大桑雅子です。
7月13日号で歌手の舟木一夫さんにインタビューをさせていただきました。
舟木さんはデビュー60周年で、全国ツアーの真っ最中。
この日は大阪フェスティバルホールでのコンサート。
客席は3階席までいっぱい。全席完売の超満員でした。
公演後、舟木さんは、疲れたそぶりも見せずに取材に応じて下さいました。
Tシャツに穴あきジーンズをオシャレに着こなしておられ、若々しくて本当にダンディです。物腰もとっても柔らか。
年月を経て考え方や物の見方は随分変わったそうです。
「持ち歌の中でも、毎年、いい歌だなあ、という曲がどんどん増えてきています。『高校3年生』や『絶唱』は外せないですけど、10年、20年前より選曲や構成に幅が広くなったような気がしますね」とおっしゃっていました。
また、「僕がステージに立ったら、ちゃんと昭和の風が吹くんです。それは平成でも令和の風でもない。そこが流行歌のいいところ」だと。
自分の役目は「お客さまに非日常を届けること」と話し、お客さまが日常の雑多を一時忘れて、お帰りになるときには少しでも軽い気持ちになってもらいたい。
それは、歌の上手、下手よりも、ずっと大事なことだとも……。
先輩歌手によく「上手な歌ではなく、届く歌を歌え」と教えられたそうです。その意味がわかるのに30年かかったそうです。
舟木さんほどのキャリアの方だからこそ聞けるお話で、なんだか胸がいっぱいになりました。
ちなみに、とても元気な舟木さんですが、健康のために特に何もしていないそうですよ。
逆にいつも寝るのが深夜2時頃で、「もっと早く寝なさい!と周囲から叱られるんです」と笑って教えてくれました。
本当に素敵な方でした。
みなさん、9月7日(水)の神戸国際会館と、9月8日(木)のロームシアター京都で開かれるコンサートには、ぜひお出掛けくださいね。
兵庫県出身。主婦歴30年の読売ファミリー記者。インタビューや料理、コラムなどを幅広く担当。スイーツ好き。テレビに話しかけるなど“オカン化”が進行中。