徳島 ✽ 地元の味探訪 ✽ 「しょいのみ」(東みよし市)

2025.06.17 ● エンタメ&カルチャー ● 中四国情報

【 徳島県版 】地元の味探訪

ここにしかない故郷の味

 

「しょいのみ」(東みよし市)

 

徳島県西部に受け継がれる「しょいのみ」

 

徳島県西部の山間地で古くから受け継がれる伝統的発酵食品「しょいのみ」。
独特のうま味とコクがあり、万能調味料として使えるほか、ご飯のお供、酒の肴(さかな)に欠かせない逸品だ。
伝統製法を受け継ぎ商品化した「麹(こうじ)屋 本家阿波おんな」(東みよし町)で、しょいのみ作りを体験してきた。

自家栽培するそら豆畑

徳島県西部の脇町から祖谷にかけての家庭で作られてきた「しょいのみ」は米、大豆、小麦、そら豆の4種類の麹を醤油(しょうゆ)に漬けて発酵させた食品。「本家阿波おんな」代表の藤原有希さんは、「タンパク質との相性が抜群なので、ゆで卵やチーズにトッピングしたり、クリームチーズにまぜたりするだけで、おいしく召し上がれます。ギョーザのあんやマーボー豆腐、チャーハンの隠し味にも最適です。和食や中華、イタリアンなど、少し加えるだけで味が変わっておいしくなります」と食べ方や用途を説明する。

 

バリエーション豊かな商品開発に取り組む藤原さん

藤原さんは高校卒業後、東京でメーキャップアーティストとして舞台や雑誌等で活躍していたが、2013年に地元の東みよし町に戻り、母親を手伝ってしょいのみ作りを始めた。原料となる穀物はできるだけ県内産にこだわり、目視して傷モノを見つけてピンセットで取り除く。発酵中の48時間は温度や湿度管理のため、常に様子をみるという。そら豆は国産品の入手が非常に困難なため、自ら畑で育て、出来上がった豆は手作業で一粒一粒をニつに割って下処理をする。「ここにしかない故郷の味をしっかり継承し、安心・安全な食品として若い世代に伝えていきたい。ピリ辛味など、商品バリエーションも広げています」と意気込む。
(エリアライター/黒田 仁朗

 

 

麹屋 本家阿波おんな

徳島県東みよし町加茂1863-5

☎0883-76-1500

 

しょいのみ作り体験

藤原さんの指導のもと、同社の「しょいのみの素」を使って、しょいのみ作りを体験した。
同商品は国産の米、大豆、小麦を加熱し、米麹をまぜて発酵後に乾燥させたもの。

左下/ しょいのみの素、右下/醤油につけた直後、右上/1週間後、左上/3か月後

①保存ビンの中にみりん100gと日本酒60gを合わせ、しょいのみの素170gをまぜる

②醤油(減塩でない)200gを入れてフタをする。※醤油は2、3種類まぜるとうま味に厚みが出てくるそう。

「常温で約1週間後にはやわらかくなります。とろみが出てきたら出来上がり。毎日1回はフタを開けてかきまぜてくださいね」と藤原さん。気温が低い冬季は1か月以上かかる場合もあるという。出来上がりが楽しみだ。

「しょいのみ作り体験」の問い合わせ・申し込みは、
地域ソリューションパートナーズ
☏090-2890-0862(担当・出尾さん)

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