99歳を迎えるレジェンド演出家 石井ふく子さん 白寿記念公演「かたき同志」記者会見(作/橋田壽賀子、演出/石井ふく子)
元気さに主演の藤山直美さん、高島礼子さんも舌を巻く
いつも記者ブログをご覧いただきありがとうございます。
記者の大西秀雅です。
生活情報紙「読売ファミリー」6月11日号の表紙で、石井ふく子白寿記念公演「かたき同志」(8月30日~9月21日・大阪新歌舞伎座)に主演される、俳優の藤山直美さんのインタビューを掲載させていただきました。
ご覧いただけましたでしょうか。
舞台「かたき同志」の記者会見が、このほど大阪市内のホテルで開かれました。

壇上には主演を務める藤山直美さんと高島礼子さんを始め、熊谷真実さん、金子昇さん、木戸邑弥さん、込山榛香さんら主要な出演者の皆さんとともに、2025年9月1日で99歳を迎えられる演出家の石井ふく子さんが杖を付きながらゆっくりと歩を進めて登場、ひな壇の中央に着席をされると報道陣からひと際大きな拍手が起こりました。
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このお芝居は、橋田壽賀子作品のなかでも、石井さんがもっとも好きな演目といいます。
江戸の下町で居酒屋「ひさご亭」を営む女将のかめ(藤山直美)は、貧しい生活の中、爪に火をともしながら、女手一つで育てた一人息子の清太郎(木戸邑弥)を、「将来は医者に」と蘭学塾に通わせます。
一方、川を挟んだ呉服問屋「越後屋」の女主人・お鶴(高島礼子)は、一人娘のお袖(込山榛香)に婿を取って店を継がせようと考えていました。
ところが、親の心子知らずで、あろうことか2人は「何もかも捨てて結婚する」と言い出したもんですから親2人が大ゲンカ、そのうえ親子ゲンカまで勃発しはじめ修羅場と化します……。
藤山さんは「『結婚したい』と聞いた時、ほんまは、おめでたいことやのに、苦労して育てた息子が取られたと思って、頭に血が上り母親同士がケンカになるんです。その後、冷静になって互いの立場を理解しながら母親同志の友情が芽生えてハッピーエンドで終わるんです。ちゃんと人間模様も描けている作品なんですけど、なんせセリフは長いし、ものすごくたくさん動かなあかんのですよ」と言えば、
高島さんも「直美さんと三田佳子さんとが12年前に上演された舞台を見せてもらったとき、お二人が終始、動き回ってののしり合っているシーンに圧倒されました。石井先生には『(この舞台は)大変よ、大変だからね、大変だからね』と、呪文のようにずっと言われ続けています」と苦笑いを浮かべていました。
その石井先生の白寿記念と銘打った今回の舞台。大正15年生まれのレジェンド演出家は、今回もしっかり演技指導をされます。
「石井先生は、様々な役柄を先生ご自身で演じて見せて教えてくださる、数少ない演出家の先生なんです」と直美さんも舌を巻くほど。
記者会見での質疑応答でも、時折、笑いを誘う軽妙な語り口はとても100歳を目前に控えた方とは思えません。

私のつたない文章よりも、お元気な石井先生の話しぶりを実際の映像で御覧ください。
石井ふく子白寿記念公演「かたき同志」
(8月30日~9月21日)
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(記者/大西秀雅)
