整理収納アドバイザー・角一まり子の 「おかたづけは楽しい!」Vol.10 なぜ片付いたキッチンはラクなのか?

毎日使うキッチン、快適に使えていますか?
料理をしている最中に、引き出しを開けては閉め、「あれ、どこだっけ?」と一瞬立ち止まる。
この小さな〝止まる時間〟が、実は毎日の家事ストレスをつくっています。
あったはずのモノがない、探すより買った方が早い!
そして、モノが増えていく。
使い切れない便利グッズや、期限切れの食品でキッチンが使いづらくなっていませんか?
キッチンを整理収納すると、使うモノを迷わず出し入れすることができ、動きが止まらなくなります。
それはまるで、必要なモノがすべて手の届く位置にある操縦席のようなキッチン!
モノが使う人の動きに合わせて収納されていると、流れるように調理が進みます。
キッチンという限られた空間を自分に合った収納に整えることで、家事は頑張らなくても自然と早くなるのです。
考えなくていい状態って、実はすごくラク!
探さない
迷わない
判断しない
考えなくても、自然にお料理が進むキッチンの収納を見直してみましょう!
キッチンは限られた空間ですが、火を使い、水を使い、調理道具(包丁など)を使う場所。
まずは安全、かつ家族の健康を支える場所ですから衛生的で掃除しやすいのが最も大切なポイントです。
何でも出しっぱなしにすると、引火や汚れの原因になってしまうので、まずは使う頻度に合わせて、出す、しまうが自然にできるようにします。
モノが出しっぱなしになる一番の原因は「しまいづらい=面倒」なこと。
かがむ(下段)、取り出しづらい(上段)ところには、頻度の低いモノを収め、 よく使うモノは目から腰の高さに収納します。
◆シンク、水まわり
※ざる、ボール、洗剤や掃除道具、消耗品(ビニール袋やラップなど)
調理器具(計量カップや量り、スライサー、サラダスピナーなど)
パスタ鍋(水を入れてから火にかける)

◆中央、調理台
※調味料(冷蔵庫に入れなくて良いもの)、酒、みりん、砂糖、塩、こしょう、だしの素など
調理器具(フライ返し・菜箸・計量スプーン・調理はさみなど)
◆コンロまわり
※鍋、フライパン、油、油処理剤、鍋つかみなど

収納は、モノのためではなく人のためにあります。
どこで、何を、どう使うのか。
それに合わせて置き場所を決めるだけで、
キッチンは「考えなくていい場所」に変わります。
まずはモノを収納する場所を見直してみましょう!
もう一つ大切なのは、目が届くこと!
例えば、引き出しは上から見るので、積み重ねたモノや下にあるモノが見えません。
見えない=無かったことになり、使わなくなってしまいます。
モノを視覚で「見える化」しておくことが重要です。
食器棚のように棚にしまう場合は、手前しか見えないので、背の高いモノを奥に、手前は低いモノをしまって、高低差で全体を見えるようにします。
同じ種類のモノを手前から奥に一列に並べるのも、前がインデックスになるので分かりやすいです!
食品などをしまう際は、収納ケースを引き出しのように使い、この中に入る量だけ持つと枠を決めることで在庫の管理がしやすくなります。

使う頻度で置き場所を決め、視覚(映像)でとらえることができれば、考えなくても見てわかる!
調理の動きを止めることなく、サッとモノを使い、材料を管理し、家事の時短へとつながります!
キッチンを制すれば暮らしの余裕が残る!
片づけることが目的ではなく、日々の暮らしを安全で快適にすることが何よりの効果となります。
よく使うモノなら出しっぱなしでも構いません。
ただ、掃除がしやすいようにトレイにまとめるなど、最小限にとどめておく。
それだけで視覚にもすっきりとします。
毎日欠かすことなく使う場所だからこそ、片付けの効果が最も感じられる場所でもあります。
ぜひ、お片付けの一歩を踏み出してみてください!
「片付けて良かった!」が日々の暮らしを上質にします!
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プロフィル
& STORAGE(アンドストレージ)代表
角一 まり子
整理収納の専門家・アドバイザーとして、企業・団体が主催するセミナーや研修で講師を務め、テレビ・雑誌などメディア出演多数。
整理収納アドバイザー1級認定講師、同2級認定講師
企業内整理収納マネージャー認定講師
ファイリングアドバイザー認定講師
ファイリングデザイナー検定2級

