【人気料理家】 井上かなえ・山本ゆり・奥田和美のごほうび旅~休暇村近江八幡 後編

「よみふぁみ」おすすめの宿に宿泊し、体験レポートする旅ブログが新しくスタート! 第1回目は「今日のレシピ」でもおなじみの人気料理家・井上かなえさんが、旅の相棒・メイ子とともに「休暇村 近江八幡」へ出かけました。ブログの最後には井上さんが実際に泊まった宿泊プラン情報もあります。ぜひ、ご覧ください!

井上かなえ ごほうび旅
滋賀県・近江八幡市 後編
近江八幡の駅に迎えに来てくれていたバスに乗り込み、ホテルまではおよそ30分。車内は同じホテルに泊まるお客さんで満席だったが、ご夫婦旅行の方、友人同士と思しきお姉さま方、母娘旅行らしきお二人連れ、男性ひとり旅らしき方、様々であった。
窓からの景色を楽しんでいる間にあっという間に到着。
今夜お世話になるのはこちら……

休暇村近江八幡さん。
今回は琵琶湖を高台から見下ろすロケーション、落ち着いた雰囲気の東館の方に泊まらせていただいた。

ロビーのゆったりとした大きな窓からは琵琶湖が一望できる。
吹き抜けのつくりになっているので、めちゃ広々開放的!
無料のお茶とお菓子を頂きながらチェックインの手続きを済ませ、鍵を受け取って、早速お部屋へ。

部屋のドアを開けてまず飛び込んできた景色。え!すごい!!
見よ!目の前は全面に琵琶湖がドーン!

なんと美しいことか!琵琶湖って大きい……!もはや海のよう!
(ちなみにこの写真をオットに送り付けたところ「おお~ええ部屋やん~~オーシャンビューで」と返信があったが、正しくはレイクビューだと心の中で突っ込んでおいた←たぶんオットはいちいち妻がどこに泊まっているかとか覚えていない。海なのか湖なのか)
一人掛けのソファーが窓を向いて並んでふたつ置いてあるのもまたいい。
滞在中はしばしばこの椅子に座って一人、何をするでもなく湖をただぼーっと眺めて過ごした。暗くなってからはこの窓際だけの灯りをつけていたが、旅気分が盛り上がって大変良かった。
家にいるとついスマホを触ったり、見てもいないテレビをつけたりしてしまうが、旅先ではこういう普段できないような時間を過ごせるのがいい。
窓辺に佇むメイ子と向き合って座る。
それにしても今日は調子に乗って1万5000歩も歩くんじゃなかった。足が痛いのは気のせいだと思うことにしているが、やっぱりちょっと痛い(笑)。
今回の旅の荷物だが、一泊だし初めての試みでリュックサックに荷物をまとめてきてみたが、これが大変良かった。
駅のコインロッカーに預ける必要もないし、背中にあるので大して重さも感じることもなく、両手が空いているのでメイ子を片手に握りしめたままでも身軽に行動できた。
今日の出来事を振り返りつつ、テーブルにさりげなく置かれていたお肉のチラシに目を奪われつつ(こちらでは近江牛を一頭買いしているらしく!極上のお肉を安価でお腹いっぱいに食べるための目的で訪れる方も多いんだそう)、

ゆっくり部屋で休憩した後は、夕食前に大浴場へ行ってみた。
昔添乗員のアルバイトをしていたころにバスガイドさんに教えてもらった温泉の楽しみ方は、温泉には三度入りましょうというもの。
一度目は宿に到着して夕食前に軽く。
二度目は夕食のあと、ゆっくりと。
三度目は翌日、朝ごはんの前に早起きして入るべし。
わたしはこれを20代のころからずっと守り続けている(あの時教えてくださったガイドさんお元気ですか)。
館内はどこも掃除が行き届いて美しかったが、こちらもまた掃除が行き届いており、清潔で好感が持てた。特にわたしの好きポイントとしてはさりげなくクイックルワイパーが置かれていたところである。込み合う時間帯になると脱衣所にはほんっと髪の毛がめっちゃ落ちているものなので(女性は髪の毛が長いので落ちていると目立つ)、これは大変有難かった!
また、濡れたタオルを入れるのにお使いくださいとポリ袋がさりげなく置かれていたり、露天風呂には葉っぱをすくうための網が置かれていたり、細やかな気遣いがあちこちに見られた。
お湯も熱すぎずぬるすぎず。ちょうど良き。露天風呂からは琵琶湖も見えて最高! 気持ち良い!! 軽く入るつもりがあまりに気持ちよくて、1時間ほど過ごしていた。
温泉で温まった後は、おなかもいい感じに減ってきて(あんなに食べたのに)、お楽しみの夕食のお時間となった。

おひとり様なのにこんなに広々使わせてもらっちゃって!
東館の夕食は噂の近江牛づくしの会席。案内していただいた席にはこれ見よがしに近江牛がドーンとわたしの到着を待ち構えていた! うまそう!
待て待て、すき焼きに鉄板焼きにローストビーフまであるではないか……
これは何を飲むか悩むな。ビールだろうか……いやビールでおなかを満たしてしまうより何かちょっとずつ飲める日本酒がいいだろうか。

お刺身も美味しそう!
というわけで早速いただこう!
メイ子と乾杯!(結局いつも通りどんなお食事にも合うハイボールにした図)

火をつけるべき鍋は3つもあった。食べるのに大忙しである!(嬉しい)
左から近江牛のすき焼き、真ん中が近江牛の鉄板焼き、そして右がしじみの土瓶蒸し。
自分でチャッカマンを使って点火するので、自分のタイミングで食べ進められるのもめちゃいい。
すき焼きのお肉はとろけるように柔らか、生卵に絡めて食べると最高に美味しい。これはご飯が欲しいやつ! すぐさま白ご飯を取りに立ち上がる。
そう、ここにはサービスコーナーとしてビュッフェもあるのだ……
鉄板焼きのお肉もまた! 口の中で溶けた! 嚙まなくても消えていく! こんな上質のお肉はなかなかお目にかかれない! 大阪のええとこの店で食べたら軽く2万はするで……、きゅっとハイボールとともに胃に流し込む。
これだけでももう十分すぎるほどなのだが、なんせビュッフェもある。
握り寿司に……(ヤバい!めちゃくちゃ美味しそうなんだが!)

近江の小鉢のコーナー(とりあえず全種類食べようと心に誓う)

え?! スイカがある! 2月なのに!? もはやスイカだけでおなかを満たしたい欲がむくむくと湧き上がるフルーツ好き人間……

このミニトマトは美味しすぎてこの夜と翌朝も合わせて20個以上食べた(トマト好きも大満足の美味しさ)。

そしてデザート、ソフトクリーム、ソフトドリンク、ご飯、汁物などなどご自由に心ゆくまでご堪能くださいとのこと。お腹がはちきれるまで!

せっかくですから。
(このあとお寿司はおかわりに通った)

もう食べきれない!と思ってもフルーツは別腹ですから。
スイカが特に美味しすぎてこれまたおかわりするため、席を立つ羽目に。美味しすぎてほんと困るーーー(困ってない)。

食事を楽しんだ後は、ようやく立ち上がり(帰りたくなかったが)ロビーのお土産コーナーをぶらぶら。
わたしが選ぶおすすめのお土産は滋賀の特産品である丁子麩や・・・

赤こんにゃくなど!
今回は荷物を持ってくれるオットもどんな重いものでも運んでくれるキャリーケースも持ってきていないため、丁子麩を購入。
部屋にいったん戻っておなかが落ち着くのを待って、その後は再び温泉へ。
ほぼ貸し切り状態だったためまたもや長居し、帰り際にはクイックルワイパーで脱衣所を清掃し(好きでやっているだけなので気にしないで)、部屋に戻った。
22時には爆睡して、翌朝は再び温泉からスタート。
さて!お待ちかねの朝食ビュッフェなのだが、もうそろそろ記事も長くなってきて読者の皆さんも飽きてきているとは思うのだが、ぜひとも聞いてほしい。
ここの朝食のカレーが……凄かったのである!

この写真はまだカレーを食べる前なので、そんなに凄いとはまだ夢にも思っていないころ。気になった品々をすべて盛り付け、さあ食べましょうというところだ。

鯖寿司とか! 近江牛のハンバーガーとか! ミックスジュースとか!
昨夜美味しかったミニトマトは山盛りに。

そしてこのカレーである。これも自分で寸胴鍋からよそったのだが、実は最初ひとすくいしたところ、薄い四角いものがたくさんお玉に入ったので、(あっ! これはあれやな、赤コンニャクやな……)と思っていたんですわ。
近江牛カレーってたしかに書いてあったけど、赤コンニャクも入れているのだろうと。だってこんなにザクザク入っているなんておかしいやん? きっとカレー用の牛肉だからこんな形状ではない、と思っていたのに一口食べてみてびっくり、これ全部肉……薄い形状なのは、たぶんだけど昨日のあの鉄板焼きの霜降りのお肉では? いろんな部位がお宝箱よろしく煮込まれているので、霜降りの部位もあればもも肉やステーキ用のお肉らしきものもあり、もう溶けてしまいそうになっている薄切りあり、口に頬張るたびにお肉の味わいと旨味、食感が違ってめちゃくちゃ楽しい。めちゃくちゃ美味しいのである。
もう一度カレーの写真を見てほしいのだが、この固形物全部近江牛。お玉にひとすくいしただけなのに、10切以上入っていたわ。
もはやこの近江牛カレーを食べるためだけにここへ来てもいい!と思わせる肉肉しさであった。叶うならばもう一度おかわりに行きたかったのだが、だって天然酵母のパンも気になるやん?
もうこの時点でおなかはパツンパツンであったが(なぜならもうジーパンを履いていたからね!昨日は浴衣で夕食を食べていたからね!)食べますとも。
食後のコーヒーとともに。

パンも美味しかった!(そっとジーパンの一番上のボタンを外した)
部屋良し、眺め良し、温泉良し、食事良し、大・大満足の休暇村近江八幡さんへの滞在であった。
チェックアウトした後、近江八幡駅へ戻る前に一か所だけ立ち寄ったのが、ラコリーナ近江八幡。こちらには焼きたてのバームクーヘンやここでしか味わえないどら焼きなどがあり、お土産も買えて、さらにはバームクーヘンを焼いているところが見学出来る。敷地内には庭園や畑などがあり、めちゃくちゃ素敵。

写真映えスポット多数。

座って休憩できるところもたくさん。なんと入場料は無料。

さっきあれほどお腹いっぱいや言うてたくせに、やっぱりせっかくだから!
食べとかないと! 欲張りオバチャン再び。
(たねやのどら焼きの生地を極厚のパンケーキ仕立てにしたもの、めちゃうま)

焼きたてのバームクーヘンも買った(さすがにもうお腹には入りそうもなく持ち帰った)。
午前中はこちらで過ごし、その後路線バスにて近江八幡駅へ戻り、そこからはJRで帰ってきた。
少なすぎる荷物を片付け(秒で終わるレベル)、再びメイ子を玄関に座らせたところで、オバチャン初めてのひとり旅は終わった。
近江八幡への旅、めっちゃ良かった! 今度は夕食が近江牛食べ放題(しゃぶしゃぶ・すき焼き・ステーキなどなど)だという西館にも食欲旺盛な人を連れて(オットとか?)泊まってみたいものだ。
焼きたてバームクーヘンmini(1個496円)
(クラブハリエ)
※メイ子のヒザにのっている菓子
※料理内容・料金等は変更となる場合があります。
※感想は井上かなえさん個人のものです
井上かなえ・山本ゆり・奥田和美のごほうび旅 バックナンバー
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- 井上かなえ
- 料理研究家。野菜ソムリエ。
忙しくても手早く作れてきちんとおいしいレシピが評判。毎日の家ごはんやレシピを紹介するブログ「母ちゃんちの晩御飯とどたばた日記」は人気ブロガーランキング殿堂入り。「1品1色で!野菜のカラフル副菜120」(NHK まる得マガジンMOOK)ほか著書多数。 - 井上かなえさんの今日のレシピ
