ネコ坊主の「ネコさんから人間さんへ今日の一言」Vol.16 自分が壊れるまで我慢しないでください。一度心が壊れたら完治しませんよ。

2025.10.16 ● ネコ坊主のねこさんから人間さんへ今日の一言 ● コラム

ネコ坊主の ネコさんから人間さんへ今日の一言 タイトル 
Vol.16

自分が壊れるまで我慢しないでください。一度心が壊れたら完治しませんよ。

ブロック塀の前で眠るネコ_「自分が壊れるまで我慢しないでください。」ネコ坊主かく

 

ネコ坊主こと、専念寺住職の藪本正啓です。
 
私たちは日常の中で、しばしば「我慢すること」を求められます。仕事の責任、家庭での役割、人間関係での気遣い。そのどれもが大切で、時には耐えることで成長につながることもあります。しかし、我慢には限度があり、それを超えてしまうと心や体が壊れてしまいます。一度深く傷ついた心は、完全に元の状態に戻ることは難しいのです。だからこそ、自分が壊れてしまう前に立ち止まる勇気が必要です。

 

心が壊れる前に

「一度心が壊れたら完治しませんよ」という言葉は重い現実を突きつけています。心は時間や支えによって癒えるものですが、「なかったこと」にはできません。その痛みを抱えながらも歩んでいくしかないのです。その事実を受け入れるのは辛いことですが、だからこそ予防と自己管理が大切になります。限界を迎える前に、休息をとる、弱音を吐く、助けを求める。そうした小さな行動が自分を守る力になります。

 

我慢しすぎない

猫が道端で安心しきって眠る姿を見ると、人間も本来もっと自然に生きるべきだと気づかされます。猫は疲れたら休み、安心できる場所で眠ります。無理をして働き続けたり、人に合わせすぎたりはしません。その姿は「我慢しすぎないこと」の大切さを教えてくれているようです。

 

自分を守るために

我慢すること自体が悪いのではありません。ただしそれは、自分を壊さない範囲で行うものです。もし今、心や体が限界に近いと感じているなら、勇気を出して休むことを選んでください。それは逃げではなく、自分を守るための大切な行動です。どうか、自分を大切にして生きてください。

 

★ネコ坊主の「ネコさんから人間さんへ今日の一言」は、毎月第1・第3木曜日に「〝人間関係が楽になる〟〝心にしみる〟ことば」を紹介しています。

 

プロフィル

融通念仏宗 一向山専念寺 住職 籔本正啓(通称:ネコ坊主)

大阪市平野区喜連にある専念寺の第25代住職。1982年、大阪市平野区生まれ。7歳で父を病で亡くし、 母方の実家である専念寺に戻り、僧侶を志す。 23歳で住職を拝命。専念寺は豊臣家ゆかりのお寺で、「日本で一番美しい」と言われる迦陵頻伽(かりょうびんが)を拝観できる。

地域ネコの見守りと保護活動にも力を入れ、寺の掲示板のことばの書と猫の写真をSNSに投稿し、大きな反響を呼んでいる。Xフォロワー28万人、Instagramフォロワー26万人(2025年4月時点)。

著書に『ネコさんの「心にしみる」おひとりさま名言』(双葉社)、『大阪 専念寺 ネコ坊主の掲示板 人の悩みのほとんどは「人」 今日のことば101」 (主婦と生活社)。

専念寺ホームページ

 

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