整理収納アドバイザー・角一まり子の 「おかたづけは楽しい!」Vol.5-① お片付けを通して防災・減災を考える

2025.08.29 ● 整理収納アドバイザー・角一まり子のおかたづけは楽しい! ● コラム

VOL.
お片付けを通して防災・減災を考える  ①

 

               
 災害時の被害は家の中でも  

 

9月1日は「防災の日」。
日本全国どこにいても、日頃から地震や台風、火災など様々な災害への備えが必要です。
2024年8月には「南海トラフ地震臨時情報」が発表され、防災への意識が一層高まったように思います。
また、私自身が阪神・淡路大震災で被災した経験から、震災への備えの重要さを家作りという観点からも伝えていきたいと常々思っています。

防災というと備蓄や防災グッズに頼りがちですが、本来、災害時に守るべきは命です。
 
そのための準備はできていますか?
 
   ✅ 安全な避難経路の確保
   ✅ 背の高い家具の転倒防止
   ✅ モノの落下防止
   ✅ ガラスなどの飛散防止
   ✅ 家族の退避場所確認
   ✅ 非常持ち出し袋の準備
   ✅ 備蓄の準備
 
これらは、日頃のお片付けを通して見直すことができます!

散らかしたままの家には危険が多く潜んでいて、実際に地震災害での家具の転倒・落下・ガラスの飛散による窒息・圧死・けがなど死傷率が高くなります。
「家は無事だったのに、家の中の事故で身を危険にさらす……」
そんなことにならないよう家の中を整えましょう

   

                  
 とっさの時にも冷静に動ける環境を 

 

突然襲ってくる災害に、人はパニックに陥ると正しい判断ができなくなります
実際に落ち着いて行動ができる人は1割ほどで、約7割の人がショック状態でぼう然としてしまうと言われています。
押すドアを引いてみたり、出口と違う方向へ進んでみたりと、普段しないような行動をとることも。
 
特に自宅は当たり前に慣れた空間で、普段なら床にモノがあっても無意識に避けて歩いていることもありますが、災害時は床にあるモノで扉が開かなくなったり、高い所に置いていた物が落下して道を塞いだり、ガラスや食器が割れてけがをしたり、さらなる混乱を引き起こすことになります。
 

 
意外と見落としがちなのが階段や廊下などの通路。モノがあることで避難経路を失いかねません。
まずは、とっさの時にも安全に避難できるように対策をしましょう。
 
   ✅ 床や高い場所にモノを置かない
   ✅ 背の高い家具は転倒防止金具で留める
   ✅ ガラスの飛散防止シートを張る
 
普段の暮らしの中でモノが多いことで背負うリスクに目を向けることは「安全への第一歩」につながります。
 

          
 家の中の見直しを 

 

地震の被害はモノの散乱はもちろんですが、思いもよらない事態を引き起こします。

 
   ✅ 出入り口に置かれた家具がドアをふさがないか
   ✅ ベッドの近くに背の高い家具がないか
   ✅ 高い位置や頭上となる場所にモノを置いていないか
   ✅ 揺れを検知すると戸棚などを自動的にロックする「耐震ラッチ」は備えているか
 
家を見直しながら片付けをする。
片付けをしながら、何を残し、何を手放すのかを明確にします。
東日本大震災で被災した方が「モノは買えるが、思い出の写真は二度と戻らない」と話されていました。
残すべきものを安全に収納するのも「家の中の見直し」です。 
 本当に必要なモノは何かを見極める「整理」が、もしもの備えではないでしょうか。

整理収納のプロと一緒に、片付けを通して家の中の防災・減災について見直しましょう。
 

お片付けを通して防災・減災を考える-② はこちら

 

 

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プロフィル

& STORAGE(アンドストレージ)代表
角一 まり子

 
整理収納の専門家・アドバイザーとして、企業・団体が主催するセミナーや研修で講師を務め、テレビ・雑誌などメディア出演多数。
整理収納アドバイザー1級認定講師、同2級認定講師
企業内整理収納マネージャー認定講師
ファイリングアドバイザー認定講師
ファイリングデザイナー検定2級

 

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