【料理家・奥田和美さんが絶賛!】京都の老舗料亭「道楽」の驚くほど繊細なおせち
【料理家・奥田和美さんが絶賛!】
「縁起物だから」ではなく「美味しいから食べたい」
京都の老舗料亭「道楽」が手がける、驚くほど繊細なおせち

お正月の食卓に欠かせない、おせち料理。
華やかなお重を囲むと「今年も新しい一年が始まったな」と感じます。
実家で過ごしていた頃から、わが家のおせちは手作りよりも市販のものを食べる機会の方が圧倒的に多く、
結婚してからの義実家でも市販のおせちを用意してくださっていました。
なので、私にとってお正月に市販のおせちを食べることはごく普通のこと。
結婚してから数年は市販の具と手作りとを織り交ぜつつ作ってはいたけれど、数年前から子どもたちもお正月に家で過ごすことが少なくなり、夫婦二人で過ごすお正月におせちはもういいかなと思いつつ、やっぱりおせちがないとお正月を迎えた気がしないのです。
今回、初めて京都の老舗料亭「道楽」さんが監修されたおせちをいただいたのですが、私にとって新鮮な衝撃の連続でした。
創業390余年 老舗中の老舗料亭「道楽」
京都・東山に店を構える「道楽」さんは、創業は江戸時代初期の寛永年間といわれ、390余年もの歴史を持つ老舗中の老舗料亭。
その道楽の十四代目当主・飯田知史さんが監修した「都春錦」というおせちをご紹介するべく、実際に料亭へお邪魔して、贅沢にも当主である飯田さんご本人にお話を伺いながら試食させていただきました。

料亭の前に立つと、まず目を奪われたのがこの佇まい。
格子戸や瓦屋根、長い年月を重ねた木の風合い。
華美ではないのに、そこにあるだけで背筋がすっと伸びるような、なんとも言えない趣がありました。
京都の街並みに溶け込みながらも、ひと目で「ここには長い時間が流れてきたんだな」と感じさせる存在感。

暖簾をくぐる前から、これからいただくお料理への期待が自然と高まります。
何百年もの間、この場所でどんな料理が作られ、どんな人たちがお膳を囲んできたのだろう。
そんなことを想像しながら中へ入ると、外観だけではわからなかった「道楽」さんの歴史と、お料理へのこだわりが待っていました。
いや最初は、数品だけ頂く予定だったんです。
なので「おすすめのものはどれですか」と、今考えたら大変失礼な質問をしてしまい、案の定当主は「どれもおすすめなので」と少し困ったように仰っておられました。

味がとてもとてもやさしい「道楽」監修のおせち
市販のおせちというと、保存のこともあってしっかり甘かったり、塩気が強かったり、酢の物は酸味がキリッと効いていたりするものが多いですよね。
それはそれで「おせちの味」として慣れ親しんできたし、私自身、特に抵抗があったわけではありません。
だからこそ、今まで食べて来たおせちとの「違い」が私にわかるのだろうか、という不安が正直ありました。
美味しいか美味しくないか。酸っぱいか酸っぱくないか。
そんな違いしか分からなかったらどうしようかと。
どれもこれも美味しそうで迷いながらも、3品ほどをピックアップさせていただいたわけですが、違いがわかるかどうかの不安は杞憂でしかなかったことに、ひとくち目で既に気付きました。
というのも、「都春錦」は保存のためや縁起ものという枠を超え、驚くほどに味がとてもとてもやさしい。
なのに、決して物足りないわけではないのです。
噛むほどに出汁や素材の旨みが感じられたり、口の中でジュワッと旨みが広がったり。
しっかりした味付けや強い塩味で「美味しい」と感じさせるのではなく、出汁や素材そのものの味を重ねて、しっかり満足感のある味に仕上げている。
まるで懐石料理をいただいているような、そんな驚きがありました。

一品、また一品と食べ進めるうちに、3品くらい食べればOKという最初のお話を無視して、気付けば全ての種類を食べていました。(どんだけ笑)

1つ1つに縁起物の意味がある京都ならではの伝統の味
1つ1つに縁起物の意味があり、それに加えて京都ならではの伝統の味、道楽当主の繊細な味のこだわりのお話をお聞きしたのですが、一品一品に対する考え方がとても繊細で、単に「昔ながらの味をそのまま守る」ということではなく、伝統を大切にしながら、現代のお正月に合う味へと組み立てられていることが伝わってきました。
その中でも「これからの一年を健やかに過ごせますように」というささやかな願いや思いが込められており、そのこだわりや作り方を聞いた上でいただくと、「だからこの味になるんだ」と納得することばかり。
派手な濃さで印象を残すのではなく、素材の持ち味と出汁の旨みを生かす。
食べ進めても胃が疲れない、はんなりとした京料理らしい味わいでした。

三段重に30品もの料理がつめられたおせち「都春錦」
「都春錦」は、壱の重、弐の重、参の重の三段重で、中には30品もの料理が彩りよく詰められています。

壱の重には、お正月らしい王道の料理がずらり。

黒豆や栗きんとんなどは甘さが前面に出すぎず、それぞれの素材の風味がきちんと感じられます。
特に栗きんとんの美味しさと言ったら。
これ、自宅でも改めて頂いたのですが、もはや取り合いの域。
上にのっている栗にもこだわりがあるのです。
そして、西京焼や松風などの焼き物は、やさしい味付けの中に旨みがしっかり。
「薄味=物足りない」ではないことを改めて感じます。
弐の重は特に、見た目にも華やか。

切り口まで美しい巻き物や鮑などが詰められ、お重を開けたときの「わぁ!」という楽しさがありました。
そして参の重、この重は細かな工夫が詰め込まれており、作り方などをお聞きすると1つ1つが丁寧で手が込んでおり、納得の美味しさ。
こんなのは絶対家では作れない。

写真を見ていただくと、いわゆる「お正月の定番を詰め合わせました」というおせちとは少し違うことがわかります。
実際に食べてみても、それぞれに味や食感、香りの違いがあり、少しずつ箸を進めるのが楽しい。そんなおせちでした。
30品もあるのに「また同じような味だな」と思うことがなかったのも、このおせちの魅力だと感じます。
素材の味が生きているからこそ「ちゃんと美味しい」
今回、ほぼすべてのお料理をいただいた中で、私がいちばん印象に残ったのは、特定の一品というよりも全体を通して感じる味のやさしさでした。
それは決して味が薄いわけではなく、優しくて美味しく、噛むと出汁や素材の旨みがじわじわ広がってくる。
煮物などは中まで味が染みていて、口に含んだときにジュワッと旨みが広がる。
料理って、調味料を強くすればわかりやすく美味しく感じさせることはできる。
でも、素材の味を消さずに、出汁を効かせて「ちゃんと美味しい」と感じさせるのは、実はとても繊細な仕事。
実際に当主のお話を聞いた後だったからこそ、なおさら一品一品の奥深さを感じました。

冷凍ではなく、冷蔵状態で届くのがうれしい
もう一つ、個人的にかなりポイントが高かったのが、冷凍ではなく冷蔵状態で届くということ。
冷凍おせちも便利ではあるけれど、解凍の仕方によっては水分が出てしまったり、食感が少し変わってしまったりすることがあります。
けどこれは届いたら冷蔵庫へ入れておき、お正月にそのまま食卓へ。
冷蔵保存だと料理の食感や味わいを損ないにくく、解凍時間を逆算する必要もないのでとにかくラク。
三段のお重って、それなりに冷凍庫のスペースを取りますよね。
っていうか入らなくないですか?
なので、冷蔵で届いたらお重を三段バラバラにして冷蔵庫へ入れておけばOK。
年末のパンパンな冷蔵庫の中でも、空いているところに分けて入れられるのはうれしい限り。

作り手の思いが伝わる新年のご挨拶とお品書き
丁寧に梱包され、一番上には当主の手書きの新年のご挨拶とお品書きが記されています。


華やかな見た目だけではなく、一品一品を口にしたときに伝わる作り手の想い。
伝統を大切にしながら、今の時代に食べても「美味しい」と感じる味へのこだわり。
が、そんなことを思う一方で、値段いくらなんやろ・・・と内心ずっと思っていました。(自分から聞けなかった笑)
390余年続く京都の老舗料亭。
十四代目当主が監修し、一品一品にこれだけの素材のこだわりと調理工程の大変さを知った、30品入りの三段重。
しかも冷蔵で届く。
「かなりお高いんだろうな・・・」と思っていました。
ところが!なんと!皆さん!(急に通販番組)
今回、よみふぁみの私の記事からお申し込みいただくと、なんと1万1000円で購入できるとのこと。
は?!
これをご担当者様からお聞きした時、思わず変な声が出ました。
大きなお世話の「採算とれるんですか・・・?」もセットで。
採算度外視!? おどろきの価格
普通なら余裕で倍はする市販のおせち。
価格だけを見れば、おせちに1万円でも決して小さな買い物ではありません。
でも、年末に30種類もの料理を自分で用意することを考えたら・・・到底できない。笑
買い出しをして、何日も前から仕込みをして、煮て、焼いて、巻いて、詰めて。
それを考えると、元旦に冷蔵庫から出すだけで、これだけのお料理が並ぶありがたさ。
ましてや「縁起物だから食べるおせち」ではなく、
「美味しいから食べたいおせち」なら、なおさらです。
昔ながらのおせちが好きな方にはもちろんですが、私としてはむしろ、
「おせちは酸っぱいものが多くて苦手」
「味が濃くて途中で飽きてしまう」
そんな方にこそ食べてみてほしい。
私自身がまさに、おせちに対して持っていたイメージを覆された一人だからです。
伝統を大切にしながら、今の時代でも「美味しい」と感じる味へ。
新しい一年の、最初に口にするものだからこそ、こういうおせちをゆっくり味わうのもいいなと思います。
来年のお正月は、夫婦でお酒でも飲みながら少しずつゆっくりと味わう。
そんなお正月を想像すると、今からちょっと楽しみになります。
※感想は奥田和美さん個人のものです
購入はこちらから
奥田和美さんおすすめ
京都東山 料亭「道楽」監修おせち「都春錦」

※送料匠本舗負担、振込手数料無料
商品販売/匠本舗(スカイネット株式会社)
- 三段重の献立
- 京都東山 料亭「道楽」監修おせち「都春錦」
3段重(14.6×14.6×4.9㎝×3段 全30品 約2人前)▼壱の重
④濱汐海老、⑥鶏胡桃松風など10品


▼弐の重
⑬彩り砧巻、⑮鮑煮など8品


▼参の重
⑲鰊湯葉巻、㉘鶏味噌幽庵焼など12品


- ご注文はこちら
- ※「都春錦」販売の匠本舗の注文ページに移動します

- 奥田和美
- 料理家。料理レシピサイト「アットレシピ」運営。
料理レシピ本大賞入賞、レシピブログアワードお弁当部門3年連続グランプリ殿堂入り。 SNS 総フォロワー数44万人以上。「たっきーママの毎朝ラクする!スープジャーのお弁当」(扶桑社ムック)など著書24冊の売り上げは累計138万部。
★2026年4月22日に新刊「たっきーママの簡単!からだリセット丼」(オレンジページ ムック)を発売。 - 奥田和美さんの今日のレシピ
おすすめ記事
新着記事