BENIOの楽しい囲碁Vol.28  碁石は白と黒で大きさが違う!?

2025.08.15 ● BENIOの楽しい囲碁 ● コラム

Vol.28
碁石は白と黒で大きさが違う!?

 

今回は、囲碁で使う碁石のふしぎなお話です。白黒カラーに秘められた謎を解き明かします。
真実はいつもひとつ!

 

● ◯ ●

碁石は大きさが違う!?

 
囲碁に使われる碁石の定番カラーは白と黒です。シンプルな配色ですが、奥深~い秘密があるんやで!

なんと、白石よりも黒石のほうが大きいんやて。
一般的な規格では、白石と比較して直径が0.3ミリだけ大きいそうです。厚みも0.6ミリほど大きいです。
さあ、碁石の写真をご覧ください。


うーむ。まったく違いがわからへん。どう見ても同じ大きさに見えます。
それもそのはず、同じ大きさに見せるために、碁石の大きさを変えて作っているのです。
ど、どゆこと!? なぜ、そんなことをするのでしょうか?
 
 

黒色は最も小さく見える色

 
黒色は、最も暗~い色です。そのため小さく見えます。
反対に、白は最も明る~い色です。膨張色とも呼ばれていて大きく見えます。
試しに、イラストで白黒の円形をまったく同じ大きさで描いてみたで。

見え方には個人差があります。私は、ビミョ~に白が大きいかな? 気のせいかな?くらいに感じました。みなさんはどうでしょうか
人によってはっきり白が大きく見える方もいるかもしれません。

碁石の色は、白色と黒色なので反対色です。見分けやすい反面、色の錯覚に陥りやすい色なんですね。
そこで、囲碁の対局で黒番が「白石が勝っているのでは?」と感じてしまわないために碁石の大きさを工夫しているのです。
 
 

色の錯覚は身近なところにも

 
もちろん、色の錯覚は囲碁に限った話やないで。ファッッション雑誌でも黒い服が「痩せ見え」と紹介されることがあります。

せやかて工藤、あくまでも見え方の話やで。何色でも自分が着たい服を着たら気持ちがウキウキしてええやん、と個人的には思います。自信と笑顔が一番のおしゃれです!

 

● ◯ ●

 

今回は囲碁の色にまつわるふしぎなお話をしました。
さて、今日の夕飯は膨張色の白いうどんです。おかわりしたらカロリーが増えるのも錯覚やね(事実や)。


文/BENIO、参考文献:「心理学×物理学×色彩学の研究でわかった! なるほど「色」の心理学」都外川 八恵(2021)総合法令出版

 

囲碁クリエイター・BENIO プロフィール

囲碁クリエイター、棋具研究家。大学在学中に囲碁に関する制作活動を始める。「囲碁おりがみ」(日本棋院製作協力)など囲碁に関するデザイン・商品企画のほか、囲碁フリーペーパー「ココロン」を制作・配布。学校囲碁指導員の資格取得、高校時代から神戸の幼稚園で囲碁を教えるなど囲碁の普及活動を行っている。

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