【京都市右京区】「名勝御室桜」に観賞用デッキ新設! 仁和寺御室花まつり
御室花まつり開催
皆さんは「御室桜」をご存知でしょうか?
「総本山仁和寺」(京都市右京区)の樹齢360年を超える貴重な桜で、境内に約200本が咲き誇ります。
5月6日(水・祝)まで「仁和寺御室花まつり」が開催されています。

「御室桜は1646年の伽藍再建時に植えられたと伝わります」と説明する総本山仁和寺代表役員、瀬川大秀さん
目次>
・クローン桜が開花
・桜観賞デッキを常設
・庭園・名宝館の観賞も
クローン桜が開花
背が低く、人の目の高さで花が見られること、少し遅れて咲くことなどから、京都の春の最後を彩る桜として知られている御室桜ですが、樹齢360年を超え、樹勢の衰えが顕著で、一部では枯死も危惧されています。
そこで、仁和寺は、2007年に住友林業グループ、千葉大学園芸学部と共同で「御室桜研究プロジェクト」を発足。
御室桜の生態解明と管理技術の研究を実施し、2010年に組織培養増殖に成功しました。2012年に境内へ植栽したクローン桜は、2014年にはじめて開花し、以降美しい花を咲かせています。

「御室桜研究プロジェクト」について解説する住友林業森林・緑化研究センター長の中村健太郎さん。
住友林業では、歴史的・文化的に貴重な木々を次世代へ継承することを目的に、京都の総本山醍醐寺「太閤しだれ桜」や福島・南相馬市の天然記念物「泉の一葉マツ」など、これまで25種以上の名木・貴重木の苗木増殖を行い、「桜のたすき」プロジェクトとして、桜に限らず名木・貴重木を次世代へ継承する取り組みを行っています。
培養中の芽
植栽時と2021年春に撮影のクローン桜(御室桜)
桜観賞デッキを常設
仁和寺では、「御室桜」の組織培養成功から昨年15年を迎え、来訪者にその価値をより深く感じてもらえるよう、文化庁の支援のもと、名勝庭園内に「御室桜」観賞用デッキを新設。
住友林業寄贈の京都産ヒノキ材が使われたデッキは、「御室花まつり」期間中だけでなく常設されていて、青葉や紅葉など四季を通じて移り変わる「御室桜」の様子を見ることができます。


新設されたデッキはバリアフリー。
車いすで御室桜を観賞できます。「御室桜」の紹介や「樹紋」を掲載した解説パネル、住友林業の社有林材を使用したベンチも設置。
庭園・名宝館の観賞も
仁和寺は仁和4年(888年)に創建された寺院で、現在は真言宗御室派の総本山。
境内には五重塔や二王門など貴重な建造物が並びます。
花まつり期間に、御所庭園、霊宝館春季名宝展をセットで見られる共通券も販売されているので、ぜひご覧ください。
仁和寺花まつり
公式ホームページはこちら!
(記者/田中朱実)
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