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いつも記者ブログをご覧いただきありがとうございます。
記者の大西秀雅です。

シンガーソングライターの半﨑美子さんが2025年11月15日にNHK大阪ホールで開く「半﨑美子コンサートツアー2025～人生案内と私～vol.2」のプロモーションで来阪。
昨年に引き続き、単独インタビューをさせていただきました。

このコンサートは昨年、読売新聞の創刊150周年を記念し、連載開始から110周年を迎えた読売新聞の人気コーナー「人生案内」とコラボして誕生。
紙面に掲載されたお悩みと回答をコンサート会場で読み上げ、そのあとに相談内容にマッチした半﨑さんのオリジナル楽曲を歌唱するというコンサートです。

半﨑さんといえば、「ショッピングモールの歌姫」と呼ばれ、全国各地のモールで無料ライブを開いたあとに行う恒例のサイン会（CD購入者対象）は毎回、長蛇の列ができます。
「心に寄り添う」半﨑さんの楽曲に感動した来場者が涙ながらに自身の悩みを打ち明けることで話題を呼び、サイン会は3時間以上に及ぶことも少なくありません。
そんな半﨑さんですから、昨年、全国5か所で開いた第1回目の「人生案内と私」コンサートはどの会場も大入り満員。
大好評に付き、今年2回目の運びとなりました。

半﨑さんにお会いするのは、約1年ぶり。
お会いするなり、「大西さん、お久しぶりです」と柔和な笑顔で迎えてくださいました。
お人柄の良さと優しい話しぶりは全く変わらず。

取材が進むにつれ、前回同様、半﨑さんの“癒やしワールド”にどんどん引き込まれていきました。

Q.――昨年、大好評でした「人生案内と私」コンサート。いかがでしたか。

 半﨑  読売新聞の「人生案内」コーナーには、110年間で本当にたくさんの相談が寄せられています。
その膨大なお悩みから私が6つを選んで大正・昭和・平成・令和と時代ごとに朗読でご紹介し、相談内容にちなんだ私の楽曲をお聴きいただきました。
伴奏もピアノとバイオリンだけといったシンプルな編成ですから、客席の皆さんも朗読の言葉、私の歌声に耳を澄まして聴いてくださり、1曲終わるごとに拍手が鳴りやまず、ステージにもその反応がビンビン伝わってきてとても感動しました。

Q.――ステージで紹介する相談内容は半﨑さん一人で選ばれたんですね。どれぐらい時間がかかりましたか。

 半﨑  とにかくこのコンサートは、私が110年間に掲載されたお悩みに、どれだけ数多く接することができるかにかかっていると思っていました。
ですから、読売新聞社さんからいただいた資料だけでなく、時間があれば一日中、図書館にこもって記事検索をして相談の記事に目を通しました。そんな生活が4か月ほどは続きましたね。

――エッ、4か月も！

 半﨑  1日中、図書館にいても1年分ぐらいしか見れないんです（苦笑）。大正時代って、記者さんが回答欄を担当されていて、「うちの主人がミカンを食べ過ぎるのでどうしたらいいでしょうか？」といった相談に記者さんが「リンゴを食べたらいいんじゃないですか」って答えていらして、ほっこりしたのを覚えています。

Q.――印象に残っている相談を教えてください。

 半﨑  中学生の娘さんを持つお母さまのお悩みでした。
「娘が部活動に励んでいますが、全然、試合に出られません。娘が出ていないので、試合に勝っても素直に喜べません。あれだけ頑張っているのに、どうして娘は試合に出られないんでしょうか」という、ちょっと歯がゆさもあるご相談に、スポーツジャーナリストの増田明美さんが答えていらっしゃいます。
増田さんは、試合に出られないのに毎日、毎日、練習に励んでおられる娘さんの素晴らしさを優しく説いてくださるんです。「部活動というのは非常に学ぶことが多くて、今、娘さんは人生において、とても大事な時間を過ごしておられます。娘さんが、表舞台に立っている人を陰で支えているように、いつか娘さんが表舞台に立った時、支える側の気持ちがきっと分かるはず。試合に出られなくても今、頑張っている娘さんをもっと褒めて差しあげてください」と結んでいるんです。
増田さんはいつも回答が前向きで、相談者に寄り添われます。ご自身の経験を入れて話をされるので、とても身近に感じます。
昨年の公演では、試合に出られない娘さんもその親御さんも力をもらえる増田さんのお優しい回答をステージで朗読させていただいたあと、飛び立つための助走をいつまでも続けよう――という私の楽曲「明日への序奏」を歌わせていただきました。

🌟なんと、インタビュー中に半﨑さんが「明日への序奏」をナマ歌で披露してくださいました。その時の映像がコチラ！🌟

Q.――ところで、忙しい今もショッピングモールでのライブは続けていらっしゃるんですか。

 半﨑  はい。5月には三重や故郷の北海道、岩手にうかがいしました。ライブ後のサイン会で、皆さんのお話を聞いている時間が、私にとってとても大切なんです。

Q.――モールでのライブ活動と「人生案内と私」コンサートに共通点はありますか。

 半﨑  「お悩みを分かちあう」という点は同じです。「ともに生きる」って楽しいことばかりだけじゃなく、苦しいことも分かちあうことだと思うんです。
昨年、人生案内の相談内容にずっと触れてきて2曲の新曲が生まれました。「さざ波」と「波の間」という楽曲です。

私たちの毎日は、まるでさざ波のように常に揺れ動いています。些細なことで心が沈んだり、ささやかなことで弾んだり。明るく晴れた日でもさざ波は立ちます。
だからこそ、海はキラキラと光っています。それが「生きる」ということだと思うんです。そんな思いで作ったのが「さざ波」です。

もう1曲が「波の間」。人と人との間には波が漂い、私たちはそこで生きています。自分の思いは波間で揺れ動きながらいずれどこかにたどり着きます。そんな楽曲です。

私はこれまで、回答者の先生のお答えこそが読者の足元を照らす灯台だと思っていました。でも、たくさんのお悩みに触れて感じたのは、決してそれだけではない。
ご自分の悩みを迷いながらも一歩踏み出して相談する、それがどれほど尊いことか。あなたのその一歩が多くの読者の足元を静かに照らしている。読者の投稿こそが灯台と感じました。

Q.――2回目の今年、「人生案内と私」コンサートはどのような構成でお考えでしょうか。

 半﨑  昨年は大正、昭和……と時代ごとに区切った構成でしたが、今年は相談者の年代別にご紹介をしようかと考えています。10代なら友達や学校での出来事や親との関係、20代でしたら就職に関することなど年代によって相談内容は随分違ってきます。
ステージをご覧いただくと、一人の人生を追体験できるようになればいいなって考えています。もちろん新曲2曲もお聞きいただきます。
ぜひ、11月15日（土）にはNHK大阪ホールにお越しください。

✅なお、新曲「さざ波」と「波の間」を収録した半﨑美子さんのスペシャルシングル「人生案内」（2000円）をコンサート会場限定で販売します。

半﨑美子さんから皆様へビデオメッセージを頂戴しました✨
「半﨑美子コンサートツアー2025～人生案内と私～vol.02」のお話しや、昨年のこのコンサートで生まれた新曲「さざ波」のナマ歌も披露してくださいました。ぜひ、ご覧ください😊

「半﨑美子コンサートツアー2025～人生案内と私～vol.02」
11月15日(土)NHK大阪ホール　チケット情報