ネコ坊主の「ネコさんから人間さんへ今日の一言」Vol.19 本当にメンタルを病みやすいのは、弱音を言う人ではなく、弱音を抱え込んでしまう人です。
本当にメンタルを病みやすいのは、弱音を言う人ではなく、弱音を抱え込んでしまう人です。

ネコ坊主こと、専念寺住職の藪本正啓です。
弱音を言う人は弱い!?
「弱音を言う人は弱い」と思ってしまうことがあります。しかし、仏教の教えに照らしてみると、本当に弱いのは「弱音を言えず、抱え込んでしまう人」かもしれません。
心が苦しいのに誰にも言えない。迷惑をかけたくない、情けないと思われたくない。そうして心の奥に閉じ込めた思いが、いつしか重く沈み、やがて自分を追い詰めていきます。
お釈迦さまの教えには「苦しみを共にする」という姿勢があります。仏教では人は皆、「四苦八苦」を抱えて生きていると説かれます。生きること、老いること、病気になること、そして死ぬことは避けることができない苦しみであり、人間関係にも悩みがつきまといます。 誰もが心のどこかに「弱音」を持ちながら歩んでいるのです。
だからこそ、お釈迦さまは「聴くこと」を大切にされました。弟子たちが悩みを語るとき、否定も説教もせず、ただ耳を傾けられたと伝えられます。静かに受け止めたことが癒やしの始まりでした。
私たちもまた、「話せる人」や「聞いてくれる人」がそばにいるだけで、心の重荷は少しずつ軽くなっていきます。。「南無阿弥陀仏」と唱えるその瞬間、阿弥陀さまはすでにあなたの苦しみを受け取っています。
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弱音を抱え込んでしまう人へ
一方で、弱音を抱え込んでしまう人は、優しすぎるのかもしれません。人を思いやる心が強いからこそ、迷惑をかけまいとして、自分の心を後回しにしてしまうのです。けれど仏教では「自利利他円満(じりりたえんまん)」、つまりと説かれています。自分を傷つけてまで誰かを支えようとすれば、やがて力尽きてしまいます。
どうか、。。泣いてもいい、疲れてもいい。仏さまはいつでも、ありのままのあなたを受け入れてくださいます。
今日も誰かが、自分を責めながら静かに耐えているかもしれません。そんな人にこそ、この言葉を届けたいのです。
「弱音を言う人ではなく、弱音を抱え込む人が、いちばん苦しいのです」と。

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