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【PR】商船三井さんふらわあで行く!ゆったり車旅コースをリポートします*アクティブシニアにおすすめ

2025.10.29 記者ネタ

よみふぁみ  

いつも記者ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
記者の大西秀雅です。

読売ファミリー2025年10月29日号と、読売ライフ12月号の紙面、ご覧いただけましたでしょうか。

今回私は、大阪・南港から車で「商船三井さんふらわあ」のフェリー「さんふらわあ きりしま」に乗船して鹿児島・志布志港に行き、そこから2日間かけて、宮崎―熊本―大分と、魅力いっぱいの秋の九州をドライブ。

帰りは大分・別府港から「さんふらわあ くれない」でゆっくり戻ってくるという、時間に縛られない気ままな旅に出かけてきました。

紙面では往路で乗った「さんふらわあ きりしま」の乗船記を中心にお届けしましたが、書き切れなかった内容がたくさんあり、当欄でご紹介します。
また、「秋の九州ゆったり縦断車旅」の模様は、たくさんの写真と動画もお楽しみください。

下の目次をご覧いただき、興味のある内容だけお読みいただいても結構ですが、お時間がある方はぜひ、最後までお付き合いください。

目次

 

 

1. 「さんふらわあ さつま・きりしま」紙面で書けなかったとっておき情報はコレ!

船内レストランもホテル並み

広い船内で過ごしていると移動していることをつい忘れてしまいます。それほど快適な「商船三井さんふらわあ」のフェリーは、いうなれば「動くホテル」です。
6階中央にある三層吹き抜けのアトリウム(写真上)だけでなく、197人収容の船内レストランのホール(同下)もホテル並みといってよいのではないでしょうか。

レストランの料理コーナーには、太平洋航路ゆかりのご当地料理のほか、新鮮なフルーツ、おいしそうなスイーツもこのように並び、ワクワクしてきますよね。

別料金にはなりますが、生ビールのほか、クラフトビール、ワイン、焼酎、日本酒などアルコール類もたくさん揃っています。
バリエーション豊富な数ある料理の中から、私が選んだ夕食がコチラ❗⬇️


どうみても63歳ではなく、部活終わりの中1みたいでしょ。

みんな大好き茶色系です、エヘヘ。これを平らげてから茶色系にさらに拍車をかけて名物の「さんふらわあカレー🍛」もいっちゃいました。
私的には大満足のディナーでした。

 

広い展望大浴場で湯ったりのんびり

続いて向かったのは展望大浴場。入り口はこんな感じ。
おしゃれな暖簾がかかって高級旅館のような風情があるでしょ。

浴室はとっても広く、湯船に浸かって大きな窓から海を眺めていると本当に癒やされます。
私は夜と翌朝の2回、入りました。朝はまた景色がかわっていいんです。
「さんふらわあ」なら行き帰りの移動も疲れるどころか、エネルギーがチャージされます💪

平松乗組員のとっておき情報

ここで、とっておき情報を「商船三井さんふらわあ」乗組員、平松秀唯(るい)さんに教えてもらいました✨

乗船は“さんふらわあ”マークのど真ん中から!

お客様が歩いて乗船される人道橋は、大阪―鹿児島を往復する「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」では、船体に大きくデザインされたさんふらわあマークの中心部分に接続されます。

ですから、船に乗っていただくときは“さんふらわあ”マークのど真ん中から入るように感じますので、「乗船するときとってもワクワクしました」と、お客様に大変、喜んでいただいています。
このような船は当社の数あるフェリーのなかでも「さんふらわあ さつま」「さんふらわあ きりしま」だけなんですよ。
ぜひ、皆さまも一度、ご体感ください。

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2. 「秋の九州ゆったり縦断車旅」は全通したばかりの快適な自動車道からスタート

無料の自動車専用道路でスイスイ 40分で到着

船は翌朝、鹿児島・志布志港フェリーターミナルに着岸。準備が整った朝9時15分、エンジンをかけ、九州にゆっくり上陸します。
気温27℃、雲が薄く広がってはいますが、まずまずの空模様です。

いよいよ「秋の九州ゆったり縦断車旅」のスタートです。

2025年3月に全通しました自動車専用道路「都城志布志道路」を通って、宮崎・都城を目指します。
志布志港フェリーターミナルを出発し、5分ほどで専用道路に入ります。

片側一車線ではありますが、ご覧のように一本道ですから視界も良好。
何よりも無料なので、実に走りやすいですね、ハイ。
全長44㎞のこの道路が出来たことで、志布志港から都城までの所要時間は1時間10分から40分と実に30分も短縮されたそうですよ。

3. 日本一を支える霧島酒造のこだわりの清冽せいれつな地下水を試飲(宮崎県都城市)

酒好きでなくても楽しい 焼酎のテーマパーク

最初に向かったのは都城市にある「焼酎の里 霧島ファクトリーガーデン」です。

本格芋焼酎「黒霧島」「赤霧島」で有名な日本一の焼酎メーカー「霧島酒造」さんが、1998年にオープンした日本でも珍しい焼酎のテーマパーク(入場無料)。
駐車場に設置された代表銘柄「黒霧島」の1.8ℓ入りパック商品を再現した高さ約3mの大きなモニュメントが目を引きます。
愛飲しているご同輩も多いのではないでしょうか😊

13万5978㎡という広大な敷地には、工場見学施設やレストラン、直営ショップ、ベーカリーなどを備えています。
寝ころびたくなるような広い芝生広場を来場者や地域住民に無料で開放しており、晴れた日にはぜひ立ち寄りたいスポットです。
日本一の芋焼酎が出来るのは原材料作りに恵まれた自然環境があるからです。

霧島ファクトリーガーデン事業本部の鬼塚達也さんは「水はけのよい南九州のシラス台地はサツマイモの栽培に適しています。当社では九州産サツマイモ100%にこだわって焼酎造りを行っています」と話します。

 

世界の“キリシマ”を支える裂罅水(れっかすい) 雑味がなくまろやか

加えて重要なのが「水」です。
「当社では1955年に掘り当てた、地下岩盤に蓄えられた地下水、霧島裂罅水きりしまれっかすいをすべての商品作りに使っています」と鬼塚さん。

無料で市民に提供✨
そこで、日本一を支える「霧島裂罅水」を試飲させていただきました。⬇️

霧島連山に降った雨が長い月日をかけて自然ろ過され、地中深くに蓄えられています。
そのためか、裂罅水は雑味がなく、実にまろやかで優しい口当たりです。

同社では敷地内に水汲場を設けて、地域の皆さんに無料開放しています。
施設の詳細は【焼酎の里 霧島ファクトリーガーデンで検索】

4. 日本三大急流の球磨川を木船で川くだり!?(熊本県人吉市)

霧島ファクトリーガーデンを後にして、一路、九州自動車道―宮崎自動車道を経由して、83㎞離れた熊本県人吉市へ。
いくつものトンネルを通過しますが、渋滞もなく実にスムーズ。
予定通り1時間少々で到着です。

県最南端。山々に囲まれた静かな盆地に広がる人吉市は東西に清流・球磨川が流れ、「酒よし、食よし、温泉よし」という三拍子そろった観光地です。
よって本日はここに宿をとります。

大水害から5年 人吉の観光も復興

2020年7月の集中豪雨で球磨川が氾濫。
流域は甚大な被害を受けましたが、あれから5年。地元の皆さんの懸命な努力で観光も復興。そこで、再開した名物の球磨川くだりを体験しにいきました。

船着き場の発船場は、おいしいパンケーキが楽しめるカフェを併設した観光複合施設 「HASSENBA HITOYOSHI KUMAGAWA」に生まれ変わりました。
「水害の時はここまで浸水したんですよ」と「球磨川くだり」スタッフの宮田香さん(39)は自分の身長より高い浸水の深さを記したプレートを手で指し示してくれました。

 

名物・球磨川くだりを体験 ベタなぎが一転、まさに日本三大急流

川くだりの開始時間の13時が近づくと救命胴衣を着用し、14人乗りの木船に乗り込みます。
川は澄んでとってもキレイです😆

「記者さん、迫力があるのは船頭の真後ろの左端ですよ」と男性スタッフの一人がそっと教えてくれます。
船頭さんの直後に陣取り、動画のカメラを回します。

コースは4.5キロを50分でくだります。

「日本三大急流といってもこのコースは穏やかですよ」と船頭さんは苦笑いを浮かべ、船はゆっくりと進みます……❗⬆️

岸の向こうを指さして、「ウッチャン・ナンチャンの内村光良さんは人吉のご出身で、あそこに見えるのが内村さんが通っておられた小学校です」と教えてくれます。
「へぇ~」。

穏やかな川の流れに身を任せて、リラックスして船頭さんの何気ない話に耳を傾けていると、進行方向を背にしていた船頭さんが急に正面に向き直ったかと思うと、突然、木船が前後左右、上下に激しく揺れ始めます。

「キャーッ」
悲鳴のような歓声が上がります。

左舷から大きな水しぶきが上がり、木船はまるで木の葉のように荒波にもまれます。
川の流れが激しい箇所は昔ほどではないそうですが、巨岩が多いエリアはスリル満点👀

ビビリすぎて大人げない寄声を発してしまった動画がコチラ❗⬇️

※なお、「球磨川くだり」は川の水位の変動により、運航中止の場合があります。「球磨川くだり」のホームページでご確認ください。

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5. 創業106年、うなぎの名店「松田うなぎ屋」で名物に舌鼓!(熊本県人吉市)

球磨川くだりを終え、時計をみれば14時。どうりでお腹はペコペコです。
人吉名物のうなぎを求めて、名店「松田うなぎ屋」に向かいます。

肉厚で軟らか 名店うなぎに大満足

お昼は過ぎていたので、私一人ではありましたが、掘りごたつ風の大きなテーブルに通していただきました。
少し奮発して「うな丼(上)」(3500円)を注文します。

店は1919年(大正8年)創業の老舗。
現在、三代目の松田譲一さん(71)が店を切り盛りしており、息子さんで後継者の淳之介さん(42)がテーブルに運んできてくれました。⬇️

「日本一きれいな川辺川などを支流に持つ清流、球磨川の名物がうなぎです。当店では国産にこだわり、蒸さずにそのまま直火でじっくりと焼き上げる地焼きでうなぎをお出ししています」と淳之介さん。
我慢が出来ず、焼き立てをほおばります。

外はカリッとして、肉厚な身はふんわりして実に軟らか。
甘いタレがよく染みて、うなぎ本来の味が楽しめます。
ほろ苦い肝と優しいダシの肝吸いが“主役”を引き立てます。アッという間に完食です❗

評判を聞きつけて、他県からやってくる人も多く、関西からも少なくないそうです。
そこで淳之介さんから衝撃の一言が……。

「実は私も大阪から通っているんですよ」

エッ❗
元々、人吉生まれ。大学で大阪に移り住み、卒業後、関西で就職してその後、結婚。
5年前に家業を継ぐために人吉に戻ってきたといいます。

淳之介さん「家族は今も大阪に住んでいて、私が単身で人吉に来てるんです」
大西 「お住まいはどちらですか❓」
淳之介さん「大阪市旭区です」
大西「アアア、旭区ぅ~❗」
淳之介さん「はい、千林大宮です」
大西「セセセ、千林ぃ~❗❗ウチの会社のほん近くじゃないですか」

まさか、人吉の老舗うなぎ店の後継者が、大阪、しかも千林から単身赴任しているとは……。

「名店の味を大阪で!」頑張れ淳之介さん

さっきの川くだり以上にびっくりした出来事でした❗
話しを聞けば、淳之介さんはいずれ、大阪にお店を出して、人吉の名店の味を関西にも広めたいと考えておられるんだとか。

頑張れ❗淳之介さん❗応援しています📣

6. 体がポカポカ 名湯人吉温泉!(熊本県人吉市)

優しい肌触り“美人の湯”

名物のうな丼でお腹も満たされた後は、本日の宿「人吉温泉いわい ビジネスホテルさ蔵」へ。
チェックインを済ませ、タオル片手に宿自慢のかけ流しの名湯に入ります。

千林大宮から単身赴任という「松田うなぎ屋」の松田淳之介さんが、「人吉温泉に入ると不思議と体はポカポカします。私も人吉にいるときは毎晩、入ってます」と勧めてくれたこともありますが、本音は車を宿舎に止めて、おいしい球磨焼酎を飲みに出掛けたかったからです。
無色透明、無臭の湯はしっとりとして優しい肌触り。別名“美人の湯”と呼ばれます。

時間が早かったせいか大浴場は人もまばらでゆったり入浴できました。

7. 見たことがないほど●●な試飲会場で球磨焼酎の銘酒をグビグビ!(熊本県人吉市)

どんな料理にも合う球磨焼酎を心ゆくまで堪能

宿の温泉にゆっくり入って、すでに体は仕上がり、「焼酎グビグビ」の準備は万全です。
手ぐすね引いて、宿から歩いていける球磨焼酎の酒造会社繊月せんげつ酒造」さんへ向かいます。

出迎えてくれたのは、七代目杜氏の田原剛志さん(41)です。
国産米を原料にし、清流球磨川の伏流水を仕込み水にした球磨焼酎は「壱岐」「薩摩」「琉球」に並んで国内で4つしかない産地呼称が認められた本格焼酎なんです。

同社は1903(明治36)年創業し、手がける銘柄は実に30種類に及び、「うちは少量多種が特長なんです」と田原さん。
ちなみに「繊月」とは人吉城の別名で、「三日月より細い繊細な二日月」のことを指すようです。とても上品で優美な社名ですよね。

一通り、工程を見学させていただいたあと、案内していただいたのが二階の「繊月城見蔵」です。⬆️
6人掛けの民芸調の大きなテーブルと長椅子が実に15セットも並ぶ広々した空間です。
「ここは❓」とたずねると、「試飲会場です」と田原さん。

試飲会場はまるで居酒屋のような広さ!?

どうみても大きな居酒屋さんにしか見えません。
「当社に来ていただいた方にはここで試飲していただいています」(田原さん)。

各テーブルには、主力銘柄の「繊月」や、2013年に「ロサンゼルス ワイン&スピリッツ コンペティション」の焼酎部門で最高金賞を受賞した「川辺」などの7本のボトルがズラッと並びます。
なかには5年、10年と熟成させた高級品も用意され、まろやかな口当たりに球磨焼酎の奥深さを実感します。
「球磨焼酎はどんな料理にもあうのが特長です」と田原さん。

わが子のような同社のブランド焼酎を両手いっぱいに並べてにっこりの田原さんでした。

8. 明けやらぬ人吉の街を早朝ラン!こんなボクに神様からご褒美が、(熊本県人吉市)

5時、スマホ片手に走って人吉観光!

翌朝、5時に起き、人吉の街で日課のジョギングに出ます。辺りはまだ薄暗いまま。

「さて、どこに行こう❓」「そうや、駅前にSLが展示してあるといっていたなぁ」と思い出します。
2024年3月まで熊本駅―人吉駅間を蒸気機関車の観光列車が走っていたそうなんです。

「SLの実物を見るのは久しぶりやけど、展示してるってほんまやろか」。

半信半疑でJR人吉駅を目指します。
宿から駅までは2km。寝静まった町中をゆっくり走って20分で到着です。

自前のスマホを取り出して撮影をしたものの、あまりに暗すぎて駅もSLもご覧のような残念な結果です。⬆️
そらそうですよね。まだ夜明け前の5時半なんですから。

築400年以上、国宝・青井阿蘇神社で「大吉」!

早々に駅を後にして次は駅近にある国宝の「青井阿蘇神社」へ。
本殿や拝殿などが1610年から4か年にわたって造営されたといわれ、築400年以上経過した社殿は全国的にも珍しいそうです。

拝殿横におみくじ箱があったので、運試しに100円を入れて一つ引いてみます。
折りたたまれた紙を広げます。
するとどうでしょう。

暗闇に「大吉」の文字が浮かび上がるではありませんか。
「ヤッター❗」思わずガッツポーズ。

「願事 心ながく思っていれば叶う」と書いています。
人吉❗最高❗

夜が明け、駅舎もSLも明治の機関庫もこの目で確認

周りが明るくなってきたので、再度、人吉駅に戻ります。そこで撮った写真がこれです。⬇️

駅舎の前に建っている人吉城をイメージしたからくり時計をご覧ください。
時計の針は6時を指しています。さきほどから30分しか経っていませんが、なんとか見えるでしょ。

暗闇では気付きませんでしたが、展示されたSLの近くには明治に建築されたという国内唯一の現役石造機関庫がありました。⬆️
歴史を感じさせる堂々とした佇まいに圧倒され、鉄道ファンでなくてもしばし見とれてしまいました。

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9. 世界一のカルデラで奇跡が!阿蘇の火口に最接近!(熊本県阿蘇市)

早朝ランから戻り、宿の温泉で汗を流したあと7時過ぎにチェックアウト。名湯、美食、美酒に酔った人吉を後にして、一路、122km離れた熊本・阿蘇へ出発しました。

人吉から122km先の阿蘇中岳火口へ

阿蘇は中学の修学旅行以来ですから、ざっと50年ぶり。
正直、その当時の記憶はほとんどありませんので、事前にお勉強します。

阿蘇は、約27万年前、火山の大噴火で巨大なくぼ地ができました。それが「カルデラ」です。
その大きさたるや東西18km、南北25kmという規格外で、世界でも有数の規模を誇ります。
何より、そのべらぼうにデカいカルデラの中に町があり、今も約5万人が生活をしているということが実は世界的にも大変珍しいといわれており、屈指の観光地になっています。

晴天が一転、視界不良に

というわけで、今回はその世界規模の阿蘇カルデラを車旅。
現在も活発な活動を続けている中岳の火口を目指します。

人吉を出た時は小雨まじりの空模様でしたが、九州自動車道を経由して、外輪山が見えてきたころにはご覧のような青空が広がり、絶好のドライブ日和になりました✨

ウキウキ気分でハンドルを握っていますと、突然、雲行きが怪しくなってきました。
にわかに雲が立ち込めたかと思うと視界が悪くなり、9時20分、標高1000mを超える中岳火口の駐車場に到着した時には周囲は真っ白け。

ご覧のように霧が深く立ち込めて、数メートル先も見えないありさまです。

とりあえず、車から降りて火口に向かいます。ところが、入り口はロープが張られて立ち入り禁止です。
しばらく待ってみますが、少しも晴れる気配はありません。
それどころか、視界はさらに悪くなる始末😱

駐車場に併設された休憩所に入ってみると、壁にかかった大きなテレビモニターから晴れ渡ったときに撮影された火口の迫力ある映像が流れています。

「天気が良ければこんな感じやったんやなぁ」

休憩所から出てみますが、相変わらずの天気です。
あきらめて車を出す人も増えてきます。

時計をみると10時25分。霧で閉ざされた火口の駐車場で1時間が経過していました。

粘って待てば奇跡あり!

私も仕方なく車に乗り込みます。車内で荷物を整理して少し時間稼ぎをしますが、最後は断念して車を出しました。
まさにその直後。

入山口のロープが外され、大勢の人が入っていくのが車内から確認できました。
エッ、解除されたん❓
急いで車を止めなおして、動画カメラを持って火口へ向かいました。
そこで撮った写真がこれです。

周囲4km、直径600mという中岳第一火口の噴火口から白い噴煙を上げる迫力あるシーンを間近でみることができました。

その時の動画がコチラ❗⬇️

粘って良かった❗
まさに「待てば海路の日和あり」です。

そういえば、今朝、人吉市での早朝ランでお参りしました国宝・青井阿蘇神社で引いた大吉のおみくじに書いてました
「願事 心ながく思っていれば叶う」と。

これは、青井阿蘇神社から授かった大吉のご利益ですね。
神様、ありがとうございました。🙇‍♂️

10. 阿蘇の名物、あか牛丼は本当に美味しかった!(熊本県阿蘇市)

穏やかな青空に心軽やか

粘り勝ちの火口見物を終え、車を出します。

雲は晴れ、先ほどの天候とは打って変わって穏やかな青空が広がります。
阿蘇のカルデラ特有の緑鮮やかな草原がどこまでも続き、ハンドルを握っていても心が軽やかになってきます。

標高の高い道路を走っているので、場所によっては下界が見渡せ、まるで天空を進んでいるように感じます。
阿蘇に来たら昼食はこれと決めていました。

それが名物のあか牛です。約20km先にある「よかよか亭あか牛館宮地店」におじゃまします。

あっさりして、口中でうま味がジュワッ

あか牛は阿蘇の牧草で育てられ、余分な脂肪分が少なくてさっぱりした肉質です。
和牛のなかでも約1%しか飼育されておらず、熊本県が全国生産の87%を占めるブランド牛です。
同店は12年前にオープンした専門店。

「うちの一番人気が、あか牛丼です。赤身の多い肉をレアで焼き上げています」と同店店長の小俵貴大さん(31)。

早速、注文します。
サシの入った和牛の脂分が苦手な私は、脂肪が少ないあか牛はぜひ食べてみたかった一品です。
厚みのある赤身をご飯と一緒にいただきます。

弾力がありグルタミン酸などのうま味成分が黒牛の2倍も含んでいるだけあって、あっさりとした味のなかにも肉本来の濃厚なうま味が感じられます。
おいしくいただきました。ごちそうさまでした。

11. 九州最高峰のガンジー牧場で日本一売れているアレを試食(大分県竹田市)

九州で唯一、英国原産牛を飼育

次に向かったのは、大分県竹田市久住町のくじゅう連山(標高1791m)のふもとにある標高800mの高原にある「ガンジー牧場」です。
ガンジーといってもインドの宗教家とは無関係で、イギリス海峡に浮かぶガンジー島原産の乳牛「ガンジー牛」を九州で唯一育てている珍しい牧場です。

牧場には100頭のガンジー牛がおり、「ホルスタイン種に比べ、脂質・たんぱく質などの成分が豊富で、搾乳量が約半分と少ないという希少価値が加わり、ガンジー牛から搾られた乳はゴールデンミルクと呼ばれます」と同牧場マネージャーの生野晃司さん(50)。⬆️
濃厚なのに、牛乳特有のノドに絡まる感じが少ないので、牧場から牛乳を取り寄せているシニアの方も少なくないそうです。

1日3000個 販売数“日本一”のソフトクリーム

牧場の店舗で一番人気がソフトクリームです。
ヨーグルトがトッピングされており、「大型連休には1日3000個が売れます」(生野さん)と、“日本一”売れているソフトクリームとして話題を集めています。

人気のソフトクリームをいただきました。
ソフトの甘さとヨーグルトの酸味とのバランスが絶妙で、年代を問わずファンが多いのも納得です。

さんふらわあに乗ってガンジー牧場などに行って限定ステッカーをゲットしよう

「さんふらわあ端ッコスタンプラリー第3弾 頂天スタンプラリー」2026年9月末まで

商船三井さんふらわあは、「さんふらわあ端ッコスタンプラリー第3弾 頂天スタンプラリー」を実施しています。
「さんふらわあ」に乗って、北海道最高峰の「旭岳」九州本土最高峰の「中岳」(ガンジー牧場)の両方に行き、所定の場所で必要なスタンプを押して、応募すると限定ステッカーなどがもらえます。
さらに抽選で「さんふらわあ」乗船券が当たるWチャンスもあります。
期間は2026 年 9 月 30 日(水)まで。

スタンプ設置対象施設

① さんふらわあ4航路 (大洗/苫小牧航路、神戸/大分航路、大阪/別府航路、大阪/志布志航路)の船内
②北海道「旭岳」旭岳ロープウェイ山麓駅
③大分県「中岳」ガンジー牧場 ①のさんふらわあ4航路のうち、2航路を利用し、②③を到達し専用のQRコードの読み取り、もしくは位置情報を基にスタンプ取得が可能です。
中学生以上なら誰でも参加OK

賞品: ★コンプリート賞(応募者全員プレゼント)
・北海道九州最高峰到達証明書(名前・到達番号入り)
・コンプリート者限定ステッカー
・オリジナルキーケース、手ぬぐい

★さんふらわあ賞 特賞としてコンプリート賞応募者の中から抽選で4組に全航路対象の乗船券
北海道航路:スーペリアオーシャンビュー和洋室
関西航路 :大阪-別府航路 デラックス 大阪-志布志航路 デラックス 、神戸-大分航路 スタンダード
頂天賞としてコンプリート賞応募者の中から抽選で1組により上等級の乗船券 北海道航路:プレミアム 関西航路 :大阪-別府航路 セミスイート 大阪-志布志航路 スイート 神戸-大分航路 デラックス

詳細は「さんふらわあ端ッコスタンプラリー第3弾 頂天スタンプラリー」の【公式サイト】をご確認ください。

 

12. 女性に大人気!こんな温泉見たことない!低温なのに体がポカポカ、ラムネ温泉館(大分県竹田市)

「大西さん、次はどこに行かれるんですか」とガンジー牧場の生野マネージャーが人懐こい表情で尋ねてきます。
「次はラムネ温泉館です」と答えると
「あそこはいいですよ、湯温は低いのに体がなぜかポッカポカになるんですよ。不思議な温泉ですけど、僕は大好きです」と話してくれました。

ガンジー牧場から10kmほど離れた、くじゅう連山の東のふもと、竹田市直入町にある長湯温泉のラムネ温泉館へ向かいます。
約15分で到着です。

とんがり屋根のかわいい外観が目印

おとぎの世界にでもやって来たような可愛い外観が目印です。
「うちの温泉には炭酸ガス(二酸化炭素)がたくさん含まれており、お湯に浸かっていただくと炭酸ガスが体内に吸収されて毛細血管が広がり血行をよくしてくれます。湯温は32℃と低いのですが、皆さん、よく温まると言ってくださいます」と同館社長の首藤匡輔さん(42)。

高濃度炭酸泉で体に無数の泡

1ℓ当たり1400ppmの炭酸を含んでいる全国でも有数の高濃度炭酸泉が評判を呼び、年間7~8万人が来館するそうです。
この日も受付にはたくさんの女性客が行列を作っていました。
32℃の炭酸泉のラムネ温泉と、42℃の濁り湯とを交互に入るのが効果的な入浴法なのだそう。

まずは、低温のラムネ温泉に入ります。
湯船に入った感じは「ぬるい❗」というのが率直な感想です。

よく見れば、両腕や体の表面に無数の泡が付いており、手を開いただけで湯船に水泡が広がっていきます。⬇️

数分もすると体がじんわり温かくなり、「炭酸ガスが体内に入ってきている」という首藤社長の言葉を実感します。
低温なのでいつまでも入っていられる感じです。42℃の濁り湯との交代浴にハマってしまい、気が付けば30分間が経っていました。
お陰で体はポッカポカ😊

入浴後のサイダーで体が再びシュワシュワに

湯上りに首藤社長が「どうぞ」と、笑顔で差し出してくれたのが同館オリジナルの「ラムネ温泉サイダー」です。

ゴクゴクゴク…。
甘さ控えめ。よく冷えたサイダーを仁王立ちで飲んでいると、ラムネ温泉同様、サイダーの炭酸が温まった体に染みわたっていきます。
ホント、最高です✨
ガンジー牧場の生野マネージャーのように、私もラムネ温泉の大ファンになりました。

13. 別府港に到着…!(大分県別府市)

旅で出会った心優しい九州の皆さんに感謝

ラムネ温泉館に別れを告げ、ゴールの別府市にあります、「さんふらわあターミナル(別府)」に向かいます。

約40㎞、ナビを見ると約1時間のドライブです。
つづら折りの山あいの道路を抜けると雄大な別府湾が見えてきます。

鹿児島・志布志港を出発したのが昨日の朝とは思えないほど、この2日間で、いろんなところに出かけ、さまざまな経験をし、心優しい九州のたくさんの方々と出会えました。
「秋の九州ゆったり縦断車旅」もいよいよフィナーレです。この2日間で走った距離は約390km。

 

これだけ走っても、事故なく完走できたのは乗りなれた車のお陰と時間を気にせず、マイペースでゆっくり走れたことです。

そして、「さんふらわあターミナル(別府)」に到着すると、今晩大阪へ向かう「さんふらわあ くれない」が出迎えてくれます。
2023年にデビューした真新しいフェリーは総トン数17114トン、全長199.9m、全幅28m、旅客定員716人。
どれをとっても国内最大級のフェリーです。

おまけに日本で初めてLNG(液化天然ガス)燃料で運航し、温室効果ガスの排出量を大幅に削減する次世代型フェリーとしても注目を集めています。

390km 無事完走!復路のさんふらわあで旅の疲れをチャージ

本来なら旅の帰途に着く移動といえば、「忘れ物はないか」「発車時間は大丈夫か」など何かと気が張ってしまいます。
ところが、今回、港に着くと自宅に戻ってきたかのように不思議とホッとしたんです。

運転もしなくていいし、たくさんの荷物は車内に置いたままでいい。
さんふらわあに乗船すればお風呂に入って、おいしい食事をして、ゆっくり休んで、翌朝、起床したら大阪・南港に着いているんですから。
「マイカーで行く往復さんふらわあの旅」の最大の利点は旅の疲れを自宅に持ち越さずに、船内で充電できるところではないでしょうか。

風呂に浸かって、旅の思い出を肴にレストランで一人祝賀会!

係員の誘導にしたがってゆっくり乗船します。
貴重品と着替えだけを持って船内の客室にチェックイン。

早々に展望大浴場へ。窓から別府の夜景を見ながら、広い湯舟で手足を伸ばします。

入浴後は船内レストランに行き、バイキングで好きな料理を並べ、500mlのロング缶をシュポッと開けて「カンパーイ❗」

たった一人の祝賀会の始まりです。
あんなことやこんなこと――。
九州縦断の夢のような2日間を思い出しながら夜はふけていきました。

14. 動画でも旅の様子をお楽しみいただけます!

乗船編、九州縦断編の2つの動画で旅の様子をお楽しみいただけます。

①乗船編…船内の客室の中や食事、バリアフリーなどの情報も▼

 

②九州縦断編…ブログに登場したスポットを順番に巡っていきます。火口付近では予期せぬ出来事も⁉️😮▼

 

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(記者/大西秀雅)

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