鳥取 ✽ 〝県民の誇り〟を目指してオープン ✽ 鳥取県立美術館(倉吉市)
【 鳥取県版 】話題のスポット
〝県民の誇り〟を目指してオープン
鳥取県立美術館(倉吉市)
今年3月にオープンした鳥取県立美術館
「鳥取県立美術館」は、飛鳥時代(7世紀)に創建された山陰地方最古級の古代寺院跡とされる史跡・大御堂廃寺跡歴史公園に隣接して、今年3月にオープンした。
国内外の美術作品約1万点を所蔵。開館以来多くの人でにぎわっている。
◆開放的な造りが特徴
県が総事業費約65億円を投じて建設した鉄筋コンクリート3階建て、延べ床面積約1万600㎡の施設で、コンセプトは「OPENNESS!(開放)」。
多様な価値観を受け入れ、〝県民の誇り〟となる美術館を目指している。
吹き抜けで開放的な「ひろま」
建物は1階から3階までが吹き抜けになったオープンなつくりで、1階は木のぬくもりが感じられる「ひろま」の広いスペースが特徴だ。エスカレーターで3階まで上り、展示を見ながら降りていき、屋外にある南側のテラスで休みながらゆっくりと鑑賞するのもおすすめ。3階は企画展示室として、年4回程度、国内外の作品の展覧会を開催する。
地元作家の作品が展示されているコレクションギャラリー
◆アンディ・ウォーホル「ブリロの箱」など
2階のコレクションギャラリー(常設展)には5つの展示室があり、鳥取県ゆかりの作家の作品をジャンル別、テーマ別に紹介している。中でも、県が3億円で購入したことで開館前から話題を集めてきたアメリカのポップアートの巨匠、アンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」は見逃せない。オープン時は企画展で展示されたが、今後は主にコレクションギャラリーで見ることができ、ミュージアムショップでは「ブリロの箱」をデザインしたお菓子のお土産が人気を集めている。
「ブリロの箱」を模したお土産が人気
◆鳥取出身 漫画家紹介も
館内の一角にある、鳥取県出身の漫画家を紹介するコーナーも見逃せない。
「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる、「孤独のグルメ」(原作・久住昌之)の谷口ジロー、「名探偵コナン」の青山剛昌の3氏の作品がパネルなどで紹介されている。7月19日からは企画展「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」が8月末まで開催される。このほか、ワークショップで使われる三つのスタジオやカフェなども充実。館長の尾﨑信一郎さんは「展覧会や作品を見に来るだけでなく、美術館という自由な空間を日常的に味わっていただくことをお勧めしたい」と話している。
(エリアライター/安井徹仁)
おすすめ記事
新着記事