愛媛 ✽ 瀬戸内海風情 日々に感じて ✽ 「ゆめしま海道」でつながる島巡り(上島町)

2025.09.16 ● エンタメ&カルチャー ● 中四国情報

【 愛媛県版 】いいね

瀬戸内海風情 日々に感じて

 

「ゆめしま海道」でつながる島巡り(上島町)

 

弓削島と佐島を繋ぐ弓削大橋

「ゆめしま海道」は上島町の岩城島、生名島、佐島、弓削島を3本の橋でつなぐルート。
瀬戸内しまなみ海道沿いの今治港や因島(広島県尾道市)、生口島(同)の港からひんぱんに船がつく。
上島町が発行するガイドブック「島の日々をめぐる本」を手に瀬戸内海風情を求めて「ゆめしま海道」を巡った。

◆〝思い〟ふんだんに
「島の日々をめぐる本」は、上島町観光戦略課が2021年に発行した96ページの小冊子。日本語版と英語版があり、町内の港や観光施設などで無料配布されている。島の生活を感じられる写真やイラストがふんだんに盛り込まれ、宿やグルメ、アクティビティー、文化、アクセスが丁寧に紹介されている。編集・執筆・写真は地元の「瀬戸内編集デザイン研究所」が手がけた。主宰の宮畑周平さんは、11年に神戸市から弓削島に移住。築約100年という妻・真紀さんの父の生家を改築し、家屋の一部で妻の真紀さんがベーカリーカフェ「Kitchin 313 Kamiyuge 」を営む。周平さんは「島は人と人の交流がオープンでいいですね。何度も訪ねて、なじんでほしい」と語る。

「島の日々をめぐる本」とガイドマップ(英語版)

弓削下弓削の「しまでCafé」は、地元でとれた魚や野菜、山菜を使った定食が評判のお店。店主の村上律子さんは弓削島の野草や海藻、民俗に詳しく話題も豊富だ。人気の「摘み菜ランチ」は地元産のタイが甘露煮で味わえる。「タイは3日間炊くので骨まで食べられますよ」とにっこり。

「しまでCafé」の摘み菜ランチ(1500円)

◆島暮らしのおすそ分け
佐島港近くの細い路地の奥にある古民家ゲストハウス「汐見の家」は築約80年の民家を宿泊施設に改修した。柱やはり、天井、玄関の上がりかまち、ドアノブの細工まで昔ながらの見事な造り。井戸や五右衛門風呂も現役だ。長屋門をくぐるとスタッフの工藤美絵さんと富田桂子さんが出迎えてくれた。食事はゲストがスタッフと一緒に作ることもあるそうで、工藤さんは「ここで島暮らしのおすそ分けをしているんですよ」とほほ笑む。「汐見の家」に滞在したことがきっかけで、都会から移住する人もいるという。

「汐見の家」の工藤さん(左)と富田さん

栃木県出身の山之内彩美さんは「汐見の家」を訪れたことがきっかけで佐島に移住。旧保育所をリノベーションして、18年に「book cafe okappa」を開業した。「ご近所さんがとても良くしてくれて、日常がとても幸せです」と彩美さん。夫の信介さんも汐見の家に訪れた旅人だったという。店内は明るい声と笑顔があふれ、訪れた旅人たちの心も和ませてくれる。
(エリアライター/黒田仁朗)

山之内夫妻が営む「book cafe okappa」

上島町観光の問い合わせは
瀬戸内かみじまトリップ

瀬戸内かみじま
トリップ公式HP

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