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シンガー・ソングライターの八神純子さんにインタビューしました!①

2025.05.27 著名人インタビュー

「みずいろの雨」「パープルタウン ~You Oughta Know By Now~」など数々のヒット曲で知られるシンガー・ソングライターの八神純子さんにお会いしました。①

時代を飾った人なのに、とっても気さくでフレンドリー

 

聴く人の心を打つ透明感のあるハイトーンボイスは健在❗
デビュー当時の曲は、聞くと一瞬で青春時代に戻り、最近の曲は心にしみ込む名曲がいっぱいです。

今年デビュー47年目の八神さんは、6月に全国6都市でライブ「Zepp Round 4 ~ with Learn To Fly~八神純子 Live 2025」を開催します。

八神さんにライブへの意気込みや、デビュー当時からの歌手人生について話していただきました。


――6月21日に大阪・Zepp  Nambaで2年に一度の恒例のライブが開催されます。
「Zepp Round 4 ~with Learn To Fly~八神純子 Live 2025」というライブで、メンバーの是永巧一さん(レベッカのギタリスト)や、甲斐バンドのドラマーでもある佐藤強一さん渡辺美里さんのバンドでバンマスをしている真藤敬利さんなど、お忙しい面々が集まってくださるので、私にとっても非常に貴重なライブなんです。
今回彼らが集まってくれるので、ほんの数曲をのぞいてコンピューターの音源を使わない、本当に生のバンドサウンドをお届けしますよ。

――コンピューターの音源を使わないとは?
コンピューターに打ち込んだデータ(音源)にバンドが合わせて演奏をするというのが、今普通になってきているんですね。
例えばロックバンドで3人だけでガンガンやってるバンドは使ってないと思いますが…。今は本当にたくさんの方々が、コンピューター音源を使って演奏をされています。でも、それだとちょっと平べったい音になりがちなんですよね。バンドのみんなもそのコンピューターから出ている信号(テンポ)を聴いて演奏するので、心は私の方に向いていても、耳はそっちに行くんですよ。
私は歌い手として、私の歌を聴いてもらいながらの演奏を一番大事にしているので、このライブでは、コンピューター音源を使わないことをメンバーで話し合って決めました。

「みずいろの雨」「パープルタウン ~You Oughta Know By Now~」などのヒット曲や、最新アルバムの中のメイン曲「TERRA -here we will stay」は必ず歌います。 また、普段これはちょっとできないよねって諦めてきた曲もこのバンドだから披露できます。ぜひ、お楽しみいただきたいです。

 

――ZEPPって、若い人のイメージがあって、観客はずっと立っている(スタンディング)のかと思っていたら、今回は着席スタイルなんですね。
コンサートではしっかりと歌を聴いていただきたいと思って、着席スタイルにしました。ZEPP=オールスタンディングと誤解している方がいらっしゃるかもしれませんが、そうではないので安心してご来場くださいね。

 

 

――あと3年でデビュー50周年です。デビュー時と比べて考え方など変わったことはありますか?
多分デビュー当時から今の自分を比べると全くの別人だと思います。
私には「第一の音楽人生」「第二の音楽人生」というのがありまして、「第一」というのは皆さんもテレビでよく見ていただいたデビューの1978年から約10年ぐらいの時期。高校生の頃に出場したヤマハのポピュラーソングコンテストがきっかけでデビューしました。「雨の日のひとりごと」という初めて書いた曲がレコードになったんです。
当時はすごく内気で、テレビに出るなんて私には全然似合わないとか、 インタビューも苦手だな、この世界には向いてないと感じていましたね。でも、歌を追求するという気持ちは絶対に誰にも負けないとも思っていました。

 

――高校生のころから歌手になろうと考えていたのでしょうか。
歌手になれたらいいなぁとは思っていましたけれど、歌手になりたいとは公言していませんでした。
小学校の卒業アルバムにも「日本舞踊のお師匠さんになりたい」と書いていて、それを書いた時の自分の気持ちもよく覚えています。歌が歌えたらいいなとは思っていたけれど、周囲からは 私は向いてないと思われるだろうなって。
そのまま20歳でデビューしてしまい、すぐに曲がヒットしたので、初めてのコンサートも、下積みでのライブ経験とかが全くなくて…。
書きためていた曲もなく、今考えてみたら、デビューなんて無謀だったと思います。会社(ヤマハ)に所属し、そこである意味言われるがままに「良い子」でいたんですが、私の内面ではいろいろ葛藤があり、アメリカに行くことになりました。

 

 

――ご結婚を機に渡米されました。
アメリカには23歳ぐらいの時に行ったことがあり、その時にすでに移住を決めていて、1986年、28歳の時に渡米しました。
それからは子供が生まれたこともあり、日本には夏休みや冬休みに、ライブでたまに帰ってきてという生活。レコーディングもしばらく続けていました。
でも、2001年にアメリカで同時多発テロ事件が起きたことで、その秋に予定していた私のコンサートをキャンセルしてしまい、その結果そこから活動ができなくなってしまったんです。10年ちょっとお休みしました。

 

――活動を再開されたきっかけは?
2011年の東日本大震災です。
東北に歌を届けようと、ボランティア活動を始めました。
実は阪神淡路の震災が起きた際に、「こういう時に私は日本に帰って歌を歌うべきだ」と思ったんですよ。
でも、当時被災地に入っている方から「現地はそんな感じじゃ全然ないから」って言われ、「そうなんだ。全然私は見えてなかったな、恥ずかしいな」と思ってやめたことがあったんです。
ところが、落ち着いて考えてみたら、なんでその人の一言で、「私の歌を届ける」って気持ちが消えてしまったんだろう、消してしまったんだろう――そんな一言で行動を起こさなかった私は弱かったなと思ったんです。
人の言うことをうのみにせずに、とりあえず行ってみればよかったんじゃないかって。それがずっと後悔で、せっかくアメリカに来て変わったと思っていたら、変わってないじゃないかと。
そういう気持ちがずっとあったので、東北にいくことは迷いもなく即座に決心しました。支援の仲間も増えて、その仲間たちと東北の支援をスタートしました。

 

――そうなんですね。
その後、東北でチャリティーコンサートをやっているうちに、自分でコンサートを主催できるんじゃないかなって考えたんです。
有料、無料に関わらず準備は結構同じ。会場を確保して告知して、リハーサルをする…。 これって、結構アマチュア時代にすべきことを今、してるのかもしれないと思いました。
そして、ここからが「第二の音楽人生」です。「第一の音楽人生」はレコード会社がないと、アルバムなんか作れないって思っていたんです。コストもかかるし、販売方法も限られました。今はたくさんの方法があり、もう待つ人生はやめました。コンサートも用意されるのを待つのではなく、主催していこう、自分で働きかけてやっていこうという気持ちになりました。
今は曲の原盤は全部自分で持ち、アルバムも全部自分で作って、「Listen J Label」という会社も設立しました。

 

 

 

 

八神さんの歌はホント、心にしみます…。以前ライブを拝見する機会があり、ものすごく感動しました。みなさん、ぜひ、生の歌声を体感してください。
(記者/大桑雅子)

 

Profile

八神 純子
1958年生まれ、愛知県出身。78年「思い出は美しすぎて」でデビュー。同年に発売した「みずいろの雨」が大ヒットとなり「想い出のスクリーン」「ポーラー・スター」「パープルタウン ~You Oughta Know By Now~」など数々のヒット曲を生み出す。87年アメリカへ移住。2000年から約10年日本での活動休止を経て、11年より再開。22年米国で「女性ソングライター殿堂」賞を受賞し、日本人初の殿堂入りを果たす。現在も精力的に全国各地をコンサートツアーで回る。最新アルバム「TERRA -here we will stay」が好評販売中。

 

八神さんのライブはこちら

今年デビュー47年目の八神さんは、
6月に全国6都市でライブ「Zepp Round 4~with Learn To Fly~八神純子Live 2025」を開催します。

6/7 (土) 福岡 Zepp Fukuoka

6/8 (日) 広島 BLUE LIVE HIROSHIMA

6/15(日) 札幌 Zepp Sapporo

6/21(土) 大阪 Zepp Namba(OSAKA)

6/22(日) 名古屋 Zepp Nagoya

6/29(日) 東京 Zepp DiverCity(TOKYO)

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