愛媛 ✽ 平成の名水+国産大豆+天然にがり ✽ 豆柴豆腐(新居浜市)
【 愛媛県版 】おじゃましまーす!
平成の名水+国産大豆+天然にがり
豆柴豆腐(新居浜市)
つづら淵に隣接する豆柴豆腐(写真提供/豆柴豆腐)
愛媛県内で唯一「平成の名水百選」に選ばれた新居浜市若水町の「つづら淵」。
その湧水と国産大豆、沖縄産のにがりだけを使い、豆腐や豆乳などを製造しているのが「豆柴豆腐」。
豆腐のうまみを徹底的に引き出す技術にこだわる工場兼店舗を訪れた。
豆柴豆腐は「つづら淵」に隣接して2022年にオープンした。スイーツ店のようなおしゃれな店舗には、カフェスペースがあり、店内飲食もできる。四国遍路の64番札所・前神寺と65番札所・三角寺の間に位置し、接待所としても開放。店内の広いガラス張りの壁の奥には工場があり、店内に並ぶ豆腐製造の様子を間近に見学することもできる。
新鋭の製造機器が並ぶ工場(写真提供/豆柴豆腐)
◆ ケミカル不使用 素材へのこだわり
代表取締役の舛岡祐子さんは「最高級の国産大豆ミヤギシロメと沖縄産のにがり、つづら淵の湧水だけで豆腐を作っています」と素材にこだわる。豆柴豆腐は、国内外にシェアを持つ食品製造機械メーカー・アールの新事業を展開するグループ企業として設立された。同社は豆腐製造技術に長(た)け、豆腐を四角いパックに入れる技術を開発したことで知られる。桝岡さんは「ケミカル(化学製品)を一切使わず、豆腐を作るというのは、実は高いハードルです。しかし、私たちは半世紀にわたって培った豆腐製造技術の粋をつぎ込み、丁寧な手作業で実現しました」と語る。
代表取締役の舛岡祐子さん(写真提供/豆柴豆腐)
◆独自の凝固法 プルプル均一な食感に
豆腐の製造で難しいのが、豆乳ににがりを混ぜ合わせて凝固させる際に、にがりが全体に行き渡る前に固まってしまい食感にムラができること。豆柴豆腐で使われている「瞬間凝固1・2」と名付けられた装置は、同社独自の凝固方法で、搾りたての熱い豆乳を型箱に移した後、にがりを混ぜ合わせるとわずか1・2秒で固まり、ゆっくりと熟成させることにより、プルプルで均一な食感の絹ごし豆腐が出来上がる。
スタイリッシュな商品(写真提供/豆柴豆腐)
商品は「おいしさ」の先にこだわって開発されている。豆乳をクリーミーに撹拌(かくはん)する「ナノ凝固製法」によって作られた「MELTY TOFU」は、とろけるような食感に大豆本来の甘さと香りが特長で、アボカドなど野菜とあえて手軽にサラダに使える。豆腐の持つたんぱく質を生かし、体を整えるTOFUサプリシリーズは、赤ちゃんの離乳食や病中病後、高齢者が喉を詰まられることなく飲み込める飲む豆腐「TOFU CHARGE」や、豆乳の濃度を15%以上に引き上げた「TONYU Rich」など多様だ。原料の蒸し大豆やサラダにも使えるおからも好評だ。舛岡さんは「乳離れした赤ちゃんが最初に安心して食べることができる豆腐や、人生の最期まで自分の口で食べられる安全でおいしい豆腐を作り続けたい」とほほ笑む。
(エリアライター/黒田 仁朗)
豆芝豆腐
◆新居浜市若水町2-5-17
☎0897-35-0048
営業時間は11時30分~16時。
月・火・水曜定休(祝日を除く)
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