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祝140歳「三ツ矢サイダー」生誕地の兵庫・川西へ

2024.08.06 くらしネタ 記者ネタ

皆さま、はじめまして読売ライフ記者の大西秀雅と申します。
昭和60年(1985年)の入社後、読売ファミリーの記者を長らくやっておりましたが、その後、現場を離れ、この度、約20年ぶりに記者に復帰することになりました。
これからは、読者の皆様にできるだけ楽しい記事をお届けしていこうと思っておりますので、ご愛読のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、記者として復帰第一弾、読売ライフでの初仕事が、人気コーナー「ロングセラーの秘密」です。
文字通り長く売れ続けて、読者に馴染みの深い商品を紹介するコーナーですが、国内にはたくさんのロングセラー商品があります。
そこで、読売ライフ9月号で私が選んだのは、今年、生誕140周年を迎えた「三ツ矢サイダー」(アサヒ飲料)です。

日本国民なら誰しも一度は口にしたことがある、ロングセラー中のロングセラー、まさに国民的な炭酸飲料ですよね。
私も大好きです。
誕生したのが 明治17年(1884年)ですよ。
西郷隆盛が反乱を起こして蜂起した「西南戦争」(1877年)のわずか7年後。
明治4年(1871年)に政府から「髪型を自由にして構わない」というお触れが出たとはいえ、当時は髷(まげ)を結って歩いていた人がいたと思われる時代に、産声を上げたんですから、三ツ矢サイダーの歴史の深さに興味が湧いてきますよね。

そこで、早速、東京に本社を置く アサヒ飲料さん に取材を申し込んだところ快諾をしていただきました。
窓口になってくださった、アサヒグループホールディングス広報の佐野公美さんに「実は三ツ矢サイダーのふるさとは、兵庫県川西市なんですよ」と教えていただきました。
私はてっきり東京生まれかと、勝手に思い込んでいましたが、まさかの関西生まれ。
「なんや自分と一緒やん」と一気に親近感が生まれ、なにわともあれ、カメラ片手に現地に急行しました。

🫧 川西能勢口から能勢電に乗り換え10分で到着
大阪梅田駅から阪急電車に乗って川西能勢口駅へ。
そこで能勢電車に乗り換え、揺られること10分。
民家を縫うように走り、駅を過ぎるたびに車窓からの眺めが緑豊かな景色に変わります。
アッという間に目的地の平野駅に到着です。

🫧 ラベルに印字「SINCE1884」
改札を出ると、「川西市『平野』生まれの三ツ矢サイダー」とプリントされた大きな自販機(写真)が目に飛び込んできます。
発祥地らしい雰囲気です。


この日は最高気温が30℃を超える真夏日。額から流れ落ちる汗をぬぐい、「こんな時こそ三ツ矢サイダーだ」と小銭を入れてガッチャン。
よく冷えたのが出てきました。
キャップを開けて、勢いよくノドに流し込みます。
還暦を過ぎても、この爽快感はたまりません。
落ち着きを取り戻して、手にしたボトルのラベルを見ると 三ツ矢の赤いマークの横に「SINCE1884」の文字 が印字してあるではありませんか。
これまでラベルをしげしげと見たことがなかったので、これは発見でした。
平野駅を抜けて陸橋を渡り、5分足らずで三ツ矢のマークが入った塔(写真)が見えてきました。


「1884年にここで三ツ矢サイダーが誕生したのか」と感慨に浸りながら、残りをグビっと飲み干しました。

🫧 英国化学者が発見!  元祖は「平野水」
アサヒ飲料さんに経緯を教えてもらうと、こうなります――。
明治14年(1881年)、ウィリアム・ガウランドというイギリスの化学者が、この地で湧く天然の炭酸水を「理想的な鉱泉」として認めたことで、炭酸水の製造がはじまり、明治17(1884)年に「平野水」として発売されたのが三ツ矢サイダーのはじまりです。明治30(1897)年には、宮内省から東宮殿下(後の大正天皇)の御料品に指定され、この地に工場を作りその跡地が発祥地として、残っているのです。
なるほど、なるほど。
その昔、この地は有馬温泉に匹敵するような温泉が湧き、湯治場として大いににぎわっていたそうな。
当時の日本には清らかな飲み水が身近にあったので、国内での炭酸水の需要はさほどなかったようですが、欧米人にとって「飲み水」といえば昔から炭酸水。
日本にやってきた欧米人向けに販売が始まった、と言われています。

🫧 漱石も賢治もこよなく愛飲  当時は1本1200円 !?
こんな話もあります――。
明治の文豪、夏目漱石は胃潰瘍に苦しみ、入院中に「1日に数回、平野水を一口ずつ飲ましてもらう事にした。
平野水がぐんぐんと音を立てるような勢いで、食道から胃へ落ちて行く時の心持ちは痛快であった」と記しています。
漱石の「炭酸水」好きは、ロンドン留学中に「胃弱」の症状に良いとされていた「炭酸水」を飲んだことがきっかけかもしれません。(アサヒ飲料)
明治40(1907)年には、糖分を加えた「三ツ矢印平野シャンペンサイダー」が発売されました。
宮沢賢治 は行きつけのそば屋で天ぷらそばと、サイダーを一緒に頼んでいたそうで、
「天ぷらそば1杯が15銭の時代にサイダーは23銭だったそうです。天ぷらそばが800円だとすると、サイダーは1200円ほど」
になり、当時、サイダーは相当高級な飲み物だったことがうかがえます。
(サイダーが好きやなんて)なんや、自分と一緒やん !
文学界のレジェンドたちもこぞって愛飲したという話を聞いて優越感に浸りながら飲むサイダーの味はまた格別です。
※マドリッド協定批准を受けて「シャンペンサイダー」の名称の使用を中止し、1968年に「三ツ矢サイダー」に名称を変更しました。

ところで、平野工場ってどんなんやったんやろう?  と、思われた方は、
生誕140周年を記念して同社が1971年まで稼働していた平野工場のジオラマ(75㎝×120㎝)を作り、川西市役所1階に展示しています。
ご興味のある方は一度、のぞいてみてください。


🫧 いざ、明石の「三ツ矢サイダーミュージアム」へ
続いて向かったのは、三ツ矢サイダーのほか、同社の主力商品のコーヒー「WONDA(ワンダ)」や、「十六茶」を作っている アサヒ飲料の明石工場 です(写真)。


海沿いの明石市二見町南二見1-33にあり、1990年から稼働。
全国でもここだけという「三ツ矢サイダーミュージアム」を併設しています。
出迎えてくれたのは、工場見学の案内を担当されている明石支店の山出治良支店長と、ガイド担当の田中美沙さんです。
工場見学は月に1度のメンテナンス日以外は無休で、年間3万人が来場する人気施設です。

🫧 還暦オヤジがシュワシュワ泡に ?
「まずはここに立ってみてください」。
山出支店長の笑顔に促されて、無数の泡がシュワシュワ立ち上る巨大スクリーンの横に設置されたカメラ前にしゃがみます。
シャッターが下りてパチリ 📸
「ほら、画面をご覧ください」。
すると、私の顔が泡になって下からいくつもいくつも出てくるではありませんか(写真)名付けて「シュワシュワスクリーン」。
私でさえ、思わず声をあげて喜んでしまうのですから、子どもたちに人気があるというのもうなずけますよね。

🫧 「サイダーの命は水」6回濾過してトコトン〝磨く〟
このあと約100名入れるシアタールームで、明石工場と三ツ矢サイダーの歴史やサイダーが出来るまでを約10分間の動画で学習します。
特に水の雑味をトコトン除去するために、6回も濾過する工程などを知ると、飽くなき品質の良さを追求する企業姿勢が140年の歴史を守ってきたのだなと実感します。

🫧 濾過前後の水で作ったサイダーの飲み比べ 結果はいかに ?
ここで、余談ですが、今回、取材でお世話になったアサヒ飲料マーケティング一部の山下美樹さんは以前、社内で ①濾過前の水②6回濾過を繰り返した水――。いわゆる「使用前・使用後」の2種類で作った三ツ矢サイダー を飲み比べたそうです。
すると――
「サイダーの味がまったく違うんです。すっきりした味わい、抜けるような爽やかさ。水が違うとこうも違うのか、味はまったくの別物です。水って本当に大切なんだなと身をもって感じました。試飲したメンバー全員が口をそろえて同じ感想を述べていました」

🫧 「シュワシュワブリッジ」歩いてみると……
話がそれましたが、シアタールームを退室すると、製造ラインの見学です。
移動通路には懐かしい昔のポスターが張ってあったり、記念写真スポットがあったり。
三ツ矢の赤のマークが向こう側に見える長い通路に差しかかると「シュワシュワブリッジ」(写真)が出てきます。


泡の模様をあしらった特殊なマットの上を歩くと、「シュワシュワシュワ~」と大きな音が響き、
まるでサイダーの中を歩いているような趣向です。

ガイドさんの丁寧な説明を聴きながら、製造工程を見学したあとは、
ナント、「お金の要らない魔法の自販機部屋」(写真)へ。


早い話が、好きなボタンを押せば、無料で飲めるってことです。
子どものころ、こんな自販機があったらなぁ、って誰しも思ったことがあるんじゃないでしょうか。
お言葉に甘えて、私もポンと押させてもらいます。
ハイ、もちろん、三ツ矢サイダーをいただきました。
三ツ矢サイダーといえば、ミュージアムには特殊な方法で氷点下5℃に冷やし、自販機から取り出してキャップを開けるとシャーベット状になる という珍しいサイダーが楽しめます。
山出支店長にお願いして試飲させてもらった動画がコチラです 👇

 

🫧 三ツ矢サイダーミュージアムの見学は無料(申し込み制)
こんなに楽しい「三ツ矢サイダーミュージアム」にあなたもぜひ、お出かけください。見学には事前の予約が必要です。見学開始時間は 9時30分、13時、15時。定員は各30人。所要時間は約90分です。
申し込み方法などの詳細は下記のURLをクリックしてご確認くださいね(満員の日もあります)。

申し込み方法などの詳細はコチラ ⬇︎
https://www.asahiinryo.co.jp/entertainment/factory/akashi/tour.html

 

★還暦記者の大西が慣れない手つきで自撮りをしながら、三ツ矢サイダー発祥の地(兵庫県川西市)を訪ねた模様や、三ツ矢サイダーミュージアムの見学風景を収めた動画はコチラ👇
お時間のある方はぜひ、チェックしてみてくださいね。


 

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